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100歳まで機嫌よく生きる・加山雄三

100才まで機嫌よく生きる
河北新報2024・9・13

87才加山雄三が新著幸福とは何かを語る

「ありがたいことだよね、健康だって言えるのはさ」。87歳になった歌手で俳優の加山雄三が半生を振り返り、幸福とは何かを語る新著を刊行した。「俺は100歳まで生きると決めた」(新潮新書)力強く宣言する本のタイトルが秀逸だ。


 1960年のデビユー以来、音楽と演技で多くの人を楽しませてきた。[喜んでもらうのが一番だもんね。それが秘訣だ。とご機嫌で振り返る。

 小学生のころ、父親が集めたクラシックのレコードをこっそり聴いたのが音楽との出合い。
ブラームス・バッハ・ベートーベンがお気に入りだった。

ピアノを習い始めると、自作の曲も演奏した。

「ピアノの勉強はあんまり好きじゃなかったけど。いつの間にか曲が出来ちゃった」

 高校時代はギターに熱中し大好きなカントリーを弾きまくった。
大学ではバンド活動の傍ら、テープレコーダーで多重録音にも挑戦。
 東宝に入社し、俳優の道を歩き始めるが、映画「若大将」シリーズで歌う曲の多くを自ら作曲するようになった。

 代名詞となったのが、「君といつまでも」だ。
スタジオで初めて伴奏を聞いてふと「幸せだぁ」とつぶいた。するとデレクタ―が、「それ、いきましょう」と言う。戸惑ったが狙ったんじゃなくて、ぽろっと出た一言。それがヒットのきっかけになったな。俺は運がいいんだよ」。                            続く

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