神聖ローマ帝国の首都として中世に栄え、今もその面影を濃くしている市街、古い建物の間は迷路のような石畳が続き、
「百塔の街」と言われるだけに、どこを歩いても石造りの塔に突きあたります。
この街で「ある場所」を探して8か所も迷うことになるとは・・・。
ここプラハでも夫は国立オペラ座のチケットを日本で予約していました。その翌日にオペラ観劇を控えていたので、
eチケットを正式なものにチケットセンターで交換しておかなくてはなりません。
そのチケットセンターなる場所は、地図でだいたい把握できていたので、その日の観光はチケットセンターに寄ってから
スタートしようと言うことになりました。
その場所は、ホテルから歩いて15分ほどのところにありましたが、受け取る場所はここではないということで、受付の人が
市内地図を出して、行き先をペンで印をつけてくれました。
いったん観光を続けてオフィスが閉じる前には取りに行こうと言うことになりました。
プラハ市内はヴルタヴァ川にかかるカレル橋を中心に、主な場所はほとんど徒歩で歩けると言われています。
歴代の王が戴冠パレードをおこなった道は王の道と呼ばれて、この間には歴史的な建物も多く集中しています。
旧市街広場に立つと、バロック建築の聖ミクラージュ教会の優雅な外観を目にすることができます。ここではパイプオルガンの
演奏中でした。ドームに広がる厳粛な音色は、ふっと旅の疲れを忘れさせてくれます。
まだこの頃私たちは余裕がありました。ユダヤ人地区にも足を伸ばしてみました。かって、キリスト教徒による迫害を受け、
ここだけがユダヤ人教徒が住むことを許された地区でしたが、19世紀半ばには、正式にプラハ市の一部として認められ、
現在は整備された地区となりました。
ただ、苦難の道を歩んだユダヤ人にとって大切な教会堂(シナゴーグ)や墓地はそのまま残されています。
限られた土地の中で暮らしていたユダヤ人のお墓は狭く墓石は薄く斜めに立てられ、重なったり、あるいは倒れているもの
もありました。貴重な歴史の証言だと思います。
旧市街広場に戻るとすでに日暮れが迫り、朝、教えてもらった地図を頼りにチケットセンターを探しました。
そこはお土産物屋さんのコーナーにあったのですぐに見つかりました。ところが場所が移転しているとのことです。なんとか
ストリートの何番目かの角を曲がって・・・」と指示通りに探します。
まだ少し余裕があって、マーケットの果物屋さんを覗いたり、撮影をお願いしたら、パントマイムを中断して、一緒にカメラに
収まってくれました。
ところがこの後がたいへんでした。チケットの受け取り場所が次から次へと変り、プラハ市内を探し回り、日はとっぷり暮れ、
まわりはすっかりライトアップされていました。そして2時間後、やっと探し当てることができました。
疲れてこの日はホテルで食事をして、部屋に戻れば、携帯していた万歩計から花火があがっていました。
“おめでとうございます!歩行距離17キロで、過去6ヶ月間の最高得点です!”と、異国の地で最高記録を作るとは・・・。
肉料理に添えられているのは、チェコの代表的な主食クネドリーキ(ゆでパン)
無事チケットに交換した国立オペラ劇場は、ウィーンより少し小ぶりでしたが、世界のオペラを上映するのにふさわしい劇場
でした。
足腰は 勿論 大丈夫でしたのでしょう!?
私だったら きっと 次の日は ホテルでダウン???間違いなしです。
プラハの街って 外と内とでは随分違うようですね。
歴史的にも 民族的にも 沢山の国々に囲まれ 戦乱に明け暮れることの多かった所だと思いますが、 どの街々も建造物が それなりに美しく残っているのは 不思議ですね。
それにも拘らず街の紹介は素晴らしくそれなりに楽しまれていたのが解ります。疲れた身でのホテルの食事はどうだったのでしょうか?ゆでパンの味が気になります。
国立オペラ劇場は私も行きました、本物のオペラの雰囲気に興奮したのを覚えてます。
再度尋ねたくなる街ですね。
写真を数枚頂きました、母に送ってあげたくて。
デジカメはありがたいですね。
プラハは2度の大戦にも奇跡的に被害を受けずに、中世の建物が
残っているのはほんとにすごいことだと思います。
街そのものが世界遺産だということも頷けます。
>kurakさん
さすがに靴を脱いだ足は一晩、ジンジンしていましたが、翌朝は復活しました。
ゆでパンは、暖かく、ふっくらしているけど、仲はもちもちしていました。おいしかったです。
>TUKASAさん
30年も前にオペラ劇場に行かれたというお話もすごいですね。
チェコのオペラ劇場は、ほとんど毎晩演目を替えて上演されているようです。
大人も若い方から、お歳の方まで、みんなが楽しんでいる様子がよくわかりました。
写真、少しでもお役にたててうれしいです。
歴史ある建物、橋、美しく、写真のすべてに長い歴史をうかがい知ることが出来ますね。
日本でも今は寒いのにまたまた寒いところに旅するとは・・・
寒いのは余り苦になりませんか?
ご主人様も本場のオペラをご覧に慣れてさぞ感激したことでしょうね。
地球のどこへ行っても、自分の足で歩いているakikoさんに
ちょっと、微笑んでしまいましたよ。
もう少しありますか?綺麗な写真に感激しています。
夜も柔らかなライトアップが素敵です。家に居ながらにしてこんなに沢山の写真が見られるなんて嬉しいです ありがとうございました。
写真の数々で行かせていただき、ありがとうございました。
ウィーン旧市街の家並み・ハブスブル家の王宮を中心に美術館・博物館・教会のバロック建築と偉大な芸術。
ウィーン国立歌劇場の建築・壁画・ホールの荘厳な素晴らしさにはただただ感激するばかりです!
寒さを情熱に変えて歩かれた姿に乾杯です。
やっと暖かくなりましたね(と、言うか 暑いですね。)
長い紀行文を読んでいただき、ありがとうございます!
写真の整理にまだまだかかりそうですが、そろそろ庭も気になりますし、
花粉もピークを越えたようですし、これからは庭仕事が忙しくなりそうですね。
>ミナミさん
すっかり春らしくなり、桜の開花宣言もあり、楽しい季節になりましたね。
ミナミさんも、八ヶ岳ハイクは再開されましたか。
おかげさまで、ウォーキングの成果でしょうか。歩くのはほとんど苦になりませんね。
>ぶんちょうピーコさま
長い紀行文を読んでいただき、ほんとにありがとうございます!
私が訪れたのは、寒い季節でしたが、一斉に花の咲きだす春はどんなに美しいことかと思います。
ただ、この厳しい寒さもまた、忘れられない旅の思い出になると思います。