小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

一輪は一輪の・・・

2017-03-25 | ガーデニング

やっと冬あやめが1輪だけ咲きました。冬の間に咲くあやめは丈夫で花付きも良いのですが、
今年はなぜか1輪だけ、いくら葉をかき分けても蕾はなさそうなので今年はこれで見納め!
でもこの1輪だからこそ愛おしいんだとも思いました。

茅ケ崎にある氷室椿庭園の椿が見頃かと、桜の華やかさに目を奪われる前にと出かけてみました。
ところが、椿はほとんどが咲き終えて比較的花期の長い花なのに3月下旬では遅すぎたようです。
この椿園は、三井不動産の元副社長である氷室氏の別荘だった庭園が茅ケ崎市へ寄贈されたもの
で、椿の種類は200種類以上、なかでも黒椿と、氷室氏の夫人である花子さんが育成した品種
「氷室雪月花」が有名です。
ほとんど咲き終えた椿が多い中で、この「氷室雪月花」は、咲いている花の数も多くうれしく
なりました。

有形文化財への登録も進められている氷室椿庭園の建物と氷室雪月花

たわわに見事に咲いた椿もすばらしいけれど、最後の木の枝に残った椿の花も何かもの言いたげで
それぞれ表情が違って見え、我が家の冬あやめではないけれど、1輪は1輪の愛おしさがあるもの
と思いました。でも来年は時期を逃さずに行こうと。

上段は左から「隠れ磯」、「呼子鳥」、「紅唐子」

中段は匂いのする木に咲く「フレークランドピンク」と「散椿」
下段は「いわねしぼり」、「ピーターパン」、「サンダイアル」

コメント (7)
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