人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
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韓国ドラマ「ポッキ姉さん」⑯テジュさんは天才です
ぼけの進んだキムジヨンおばあさんは、息子のビョンマン(酒造所社長)と孫のテジュと嫁のプノクは覚えている。プノクは貧しい実家のために、良い条件を出してもらって、知恵遅れのテジュの嫁になった。ジヨンおばあさんの采配だ。プノクは黙々と家事やテジュの世話をしているが、知恵のある娘だ。
結婚当初はおばあちゃんの側でしか眠れなかったテジュを、遊ぼうと言って二人の寝室へ連れて行き、絵本を読んだり、せっせっせをしたりして遊んで寝かせた。絵本のストーリーを覚えているテジュにびっくりするのだが、そのうち文字や簡単な足し算を教える。プノクはテジュの記憶力をいち早く気がついた。
酒作りに一番大切な「麹作り」。テジュは非凡な才能で「麹」の責任者になる。プノクは「麹」部屋で一緒に仕事をしながらテジュを尊敬し、誇らしく思う。
台所でミジャやジョムレに、義父の部屋で義父に、はっきりと言うのだ。
「テジュさんは天才です」
食事の世話をしているジヨンおばあさんにプノクはマッコリを勧める。
「おいしいでしょ」
「ええとても」
「この酒はテジュさんが作った麹で作ったの。ハルモニ、テジュさんは天才なんですよ。ポッキさんも認めてくれました。以前私がテジュさんはバカじゃないと言った時、おばあさんは泣きましたよね。やっぱりそうだったんです。テジュさんはバカどころか天才でした。赤ちゃんのように純粋な上に天才。私はテジュさんのことを愛しています。結婚させてくれたおばあさんに感謝してるんです。ハルモニ、私が彼を守ります。おばあさんの念願の子供も産みますから、だから心配しないで」
頭のいいプノクなら、テジュをその気にさせて、きっと、かわいい赤ちゃんを、授かることでしょう。
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