人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
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1967年~70年の映画音楽 ⑲「女王陛下の大作戦」「南から来た用心棒」
映画「女王陛下の大作戦(COLPO MAESTRO AL SERVIZIO DI SUA MAESTA BRITANNICA)」(1967年)のテーマ曲です。イタリア・スペインの合作映画で、当時のスパイ映画ブームに便乗して製作された作品の一つです。監督はミケール・レーポ(Michele Lupo)、主演マイケル・ハリソン、マーガレット・リー、「007サンダーボール作戦」で悪役を演じたアドルフォ・チェリ、音楽はフランチェスコ・デ・マージ(Francesco De Masi)で、日本では1968年3月に公開されました。
文化放送「ユア・ヒット・パレード」では1968年2月26日に20位で初登場、3月11日に最高位16位、3月18日に18位までランクされました。
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イタリア映画「南から来た用心棒(Arizona Colt)」(1966年)から、ラオールRaol)が歌うテーマ曲です。日本では1967年4月に公開されました。イタリア製西部劇「マカロニ・ウェスタン」の「荒野の用心棒」(1965年)「夕陽のガンマン」(1966年)が世界中で大ヒットし、日本でも「マカロニ・ウェスタン」が続々と公開されました。
監督は「女王陛下の大作戦」と同じミケール・レーポで、主演は「荒野の1ドル銀貨」「続さすらいの一匹狼」など、甘いマスクで人気のあったジュリアーノ・ジェンマです。「
音楽はフランチェスコ・デ・マージで、ラオールRaol)が歌うテーマ曲が日本でヒットしました。文化放送「ユア・ヒット・パレード」では4月10日に14位で初登場、5月1日、8日、15日、22日、29日、6月5日、12日、19日、26日、7月3日、10日、17日、24日、31日、8月7日、14日まで3ヵ月以上1位でした。TBS「今週のベスト10」では、4月23日に17位で初登場、6月11日に最高位3位、7月16日に8位にランクされました。
「洋楽ヒットチャート大事典」(八木誠著)では1967年年間チャートでは26位に選ばれています。
今週の笑点 9月1日8日号
桂宮治のタピオカネタですが、それを面白くさせたのは機転の利いた林家たい平が北島三郎物まねで、”タピオカナー(食べよかなー)”と歌ったから。桂宮治は盛り上げた林家たい平に拍手送るのが当然。
なのに普通に"タピオカナァ"を一緒に歌う桂宮治。あげくは右三人、立川晴の輔、三遊亭好楽ともにタピオカナァを合唱。あまりの面白くなさに愕然とした。小遊三と一之輔が黙っていたのは笑いをわかっているため。
北島三郎物まねだから面白いのであって合唱してどうするのよ。
9月1日には桂宮治が受けない回答「マッチ売りの少女 マッチでーす」それを面白くさせたのがたい平の、たのきんトリオ、トシちゃん(田原俊彦)のものまね。黙って聞いていればいいのに、マッチに似ていない”マッチです”をしつこく繰り返す宮治。”スニーカー・ブルース”でも歌えばいいじゃない?あげくは”野村義男はどうしているんでしょうかね”などとしらけることを言う。言うのならギターのヨッちゃんでしょ!たのきんトリオも知らないのでしょうかね。
立川晴の輔の回答も”電車に乗ったらじろじろ見られた。女性専用車両だったから”と当たり前の答えで、落ちも洒落もない。宮治も”子供に歯の磨き方を教えていたら、オエッとなって失敗した”という答え、当たり前すぎてどうすれば笑えるのでしょうか。しかも受けないから何度も”オエッ”というしつこさ。宮治と晴の輔に共通しているのは当たり前の答えを言っても面白くない、笑えないということ。
「業界一番」というお題で、一之輔が”うちの結婚式場は業界一番、一回した方が2回、3回来ます”という答えが笑えるのは何回も離婚しているから、小遊三が”うちの刑務所は一番、出た人がすぐ戻ってくる”という答えが笑えるのはまた犯罪を犯しているからで、洒落だけでなく、ひねりががなければ笑えないのです。
一事が万事、桂宮治と立川晴の輔は同じレベル。たい平と世代が違うから?それはNOです。一番若い春風亭一之輔は爆笑を誘っている。笑点の伝統をしっかり受け継いでいる。
三遊亭好楽が宮治の側に移ってからは、酒と競馬とやる気ないネタだけで、表情がゆるゆるしていて答えを聞きたくなくなってしまった。
立川晴の輔、三遊亭好楽、桂宮治のあとに挨拶する、つまらん山田隆夫の小学生向けのなぞなぞが面白く感じてしまう。ずーとるびと聞くと即、座布団を持ってくるタイミングが面白くてしょうがない。
一之輔が山田隆夫をネタにするのだから。宮治、晴の輔も山田の悪口くらい言ってみなさいよ。
ルイス・ボンファ ② 映画「黒いオルフェ」より「 カーニヴァルの朝」アストラッド・ジルベルト、ジョアン・ドナート
アストラッド・ジルベルト(AStrad Gilbert)の2枚目アルバム「The Shadow of Your Smile」(1965年)から”カーニヴァルの朝(Manha de Carnaval)”です。淡く爽やかなアストラッド・ジルベルトの歌に、ルイス・ボンファのギターがやさしく寄り添っています。アストラッド・ジルベルトはルイス・ボンファの作品と相性が良く、カーニヴァルの朝”は”ジェントル・レイン(Gentle Rain)”と並ぶ名唱だと思います。
アルバム「The Shadow of Your Smile」は、デビュー・アルバムの「AStrad Gilbert Album」(1965年)とほぼ同じ頃に録音され、プロデュースはクリード・テイラー(Cleed Taylor)、曲の特徴に応じてクラウス・オガーマン(Claus Ogerman、ドン・セベスキー(Don Sebesky)、ジョアン・ドナート(Joao Donato)がアレンジを提供しています。
ブラジルのピアニスト、ジョアン・ドナート(Joao Donato)のアルバム「The New Sound of Brasil」(1965年)から”カーニヴァルの朝”です。「The New Sound of Brasil」はボサノヴァ作品集で、アレンジはクラウス・オガーマンです。ジョアン・ドナートのピアノ、トロンボーン・ソロ、管楽器のアレンジが繊細で美しい演奏です。