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中国ドラマ「遥かなる北の大地へ(闯关东)」(2008年 52話)
中国ドラマ「遥かなる北の大地へ(闯关东)」は中国電視と山東電影電視が制作して、大連電視台が3000万元投資した大型時代劇です。
清王朝末期1904年から、1931年までの山東省出身の家族の物語をダイナミックに描いた「遥かなる北の大地へ」。
飢餓にあえぐ山東省からの脱出、過酷な金鉱掘り、凍り付く黒竜江省の山奥、ハルピンでの商売、日本軍の満州進出など、俳優たちも顔がしもやけになって真っ赤になる極寒の中で演技をしていました。さぞ大変だったことでしょう。このドラマで新人・朱亜文は認められて人気俳優になりました。
「遥かなる北の大地へ」(近代時代劇 創業ドラマ) 2008年52話
演出 张新建 、孔笙
俳優 李幼斌 萨日娜 宋佳 牛莉 朱亜文 刘向京
あらすじ
1904年中国山東半島では洪水災害に見舞われ、盗賊が横行し人々は飢餓に苦しんだ。朱家父親は先に関東(中国3省、瀋陽・吉林・黒竜江を含めて関東と呼ぶ)で金鉱掘りに行く。一家も父親の後を追い船で関東へ。長男は婚約者のために船から飛び降りて、二人陸路で遠い関東へ向かう。日ロ戦争の中、海路も危険な旅であった。船は餓死者も出るほどで、船の中の商人に食べ物を分けて助ける。後に豪商と知り、三男は豪商の下で、商売を学ぶ。
一家は父親のいる関東にたどり着くが、一家が生きる資金のため、父親は再び金鉱へ入る。金鉱では持ち出し厳禁で、鉱夫の犠牲が絶えない過酷な環境だった。
一方陸路で関東を目指した長男と恋人は、物乞い同様になり、長男は病気に。恋人は長男を助けるために、身売り。2人は離れ離れになり、完治した長男は恋人を探しながら、関東へ。長男は家族に再会し、父親は無事、金の持ち出しに成功して一家は肥沃な農場を得る。
新参者の移住者に周りは冷たいが一家は農夫を雇い、隣人と仲良くやっていく。次男は畑仕事が向かなくて家を飛び出し、山で木こり生活をする。
長男と別れた元恋人は清の姫様の使用人として働く。辛亥革命がおこり、姫様と一緒に逃げる。
雪深い山で次男と長男恋人は再会。愛し合う。次男は家路につくが恋人は別の道へ進み旅芸人の一座へ。
姫様は一般人となり長男へ嫁ぐ。結婚式の日に朱家へ旅芸人一座が演舞に行き、長男恋人は一家に再会し、長男が妻を娶ったため、恋人は朱家の娘として扱われる。しかし次男と愛し合っている長男恋人は、次男の婚礼の日に、山へ駆け落ちする。いかだ下りに従事。二人は愛を確かめ合い、次男は長男恋人に腕輪をプレゼントする。直後匪賊に襲われ、二人は離れ離れになる。次男は軍に助けられ、恋人は次男を必死に探すが見つからず、墓を作って次男をあきらめる。山にいた時の姉御と偶然出会う。
長男恋人は山賊の頭領に見初められて、山賊の副頭として厳しいが充実した日々を過ごす。
次男に逃げられた嫁は頭がおかしくなり、朱家は嫁の実家から、激しいいやがらせにあう。朱家の父親は我慢に我慢を重ねる。清の姫だった長男の嫁は村人と賭けマージャンをして朱家を救う。広大な高粱畑の収穫も無事終わる。次男嫁も落ち着いて、日本人の病人の男の子を助ける。一郎となのる日本人を一家は息子として一緒に過ごす。一郎は親と再会して朱家を後にする。一郎は次男嫁を好きになっていた。一家はハルピンに移住する。
一家はハルピンで山東料理屋を開き大成功する。街の実力者に幾度となく憎まれて嫌がらせを受けるが、それも克服して、手打ちをする。
三男も山を越えた商売の取引がうまくいき成功する。三男は取引の帰路で炭鉱を発見する。順風満帆な一家は炭鉱経営に乗り出す。進出してきた日本人と炭鉱をめぐって争い、ついに満州事変が起きて、一家は内地を目指して関東から脱出する。
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