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A・C・Jobim ㉞ "This Happy Madness" スー・レイニー ”白い道” パーシー・フェイス

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1958年に作曲、作詞はヴィニシウス・デ・モラエスの"Estrada Branca”は、”This Happy Madness”と英詩が付けられ、多くのジャズ・ミュージシャンのレパートリーになりました。デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)、ジョー・ヘンダーソン'(Joe Henderson)、ジャズ・ヴォーカルではオランダのリタ・ライス(Rita Reys)、ステイシー・ケント(Stacey Kent)などが録音しています。

 

 

 スー・レイニー('Sue Raney)のアルバム「Ridin High」(Discoverly 1984年)から"This Happy Madness"です。

  スー・レイニー(1940年~)は、米国の女性ジャズ・シンガーで1958年にキャピトル・レコードから「When Your Love Has Gone」でアルバム・デビュー、2枚目の「Song for Rainy Day」と共に今でもジャズ・ヴォーカルファンに人気があります。1980年代にDiscoverly からリリースされた.アルバムもあまり話題に上りませんが、歌の上手さとスウィング感が光る好盤でした。

 

 

 

 パーシー・フェイス楽団のアルバム「Bim! Bam!! Boom!!!」(1966年)から”Estrada Branca ” です。日本語のタイトルは”白い道” でした。ブラジル音楽とはイメージが違いますが、イージー・リスニングらしい,、楽しいアレンジです。

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A・C・Jobim ㉝ !Estrada Branca(This Happy Madness)" エドゥ・ロボ

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1958年に作曲、作詞はヴィニシウス・デ・モラエスで"Estrada Branca(This Happy Madness)"です。1958年にエリゼッチ・カルドーソ、1959年に女性歌手Lenata Bruno、Alaide Costaが録音しています。

 ”This Happy Madness”の英詩が付けられ、1969年にフランクシナトラとアントニオ・カルロス・ジョビンの共演で、アルバム「Sinatra & Company」(リリース1971年)に収録されました。

 

 

 

 エドゥ・ロボ(Edu Lobo)のアルバム「Meia-Noite」(1995年)から"Estrada Branca”です。多くの歌手・演奏家が録音していますが,、私はこのエドゥ・ロボの歌と演奏がベストだと思います。

 

 

 

 アントニオ・カルロス・ジョビンのアルバム「Terra Brasilis」(1980年)から "This Happy Madness(ESTRADA BRANCA)"です。フランク・シナトラの歌と比べるのには無理がありますが、ジョビンらしい味わいはあります。

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A・C・Jobim ㉜ "De Voce Eu Goso" シルビア・テリス "Tereza Da Prais" ディック・ファルネイ&ルシオ・アルヴェス

 

 

 シルビア・テリス(Sylvia Telles)のアルバム「アントニオ・カルロス・ジョビン集」(1959年)から、ジョビンが1950年代後半に作曲した“De Você, Eu Gosto”(好きなのは君)、作詞siruはアロイジオ・デ・オリヴェイラ(Aloysio De Oliveira)です。

 シルビア・テリスの他には、女性歌手ミウシャ(Miucha)、マリア・クレウーザ(Maria Creuza)などが録音しています。

 

 

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1954年に作曲した、"Tereza Da Prais"(浜辺のテレーザ)、作詞はビリーブランコ( Billy Blanco)です。 当時最も人気のあったディック・ファルネイ(Dick Farney )とルシオ・アルヴェス(Lucio Alves )のために書かれた曲です。2人の粋なヴォーカルに、ホーンやストリングス・アレンジも洒落ています。

 「ボサノヴァの歴史」(音楽の友社)によると、2人の歌手には熱心なファンクラブがあって、ライバル意識が相当強かったそうですが、ファルネイとアルヴェスは住まいも近く仲も良かったそうです。

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A・C・Jobim ㉛ "Se E Por Falta de Adeus" ディック・ファルネイ、ドロレス・デュラン

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1955年に作曲、作詞は女性歌手ドロレス・デュラン(Dolores Duran)で、"Se E Por Falta de Adeus"です。最初の録音は女性歌手ドリス・モンテイロ (Doris Monteiro)で、1955年にSP録音されました。ジョビンはドロレス・デュランとのコンビで、1950年代に何曲か作品を創っています。

 

 

 1940年代から1960年代までブラジルを代表する歌手として人気のあった ディック・ファルネイ(Dick Farney)のアルバム「Dick Farney E Você」(1974年)から"Se E Por Falta de Adeus"です。ディック・ファルネイは1959年にもこの曲を録音しています。

 

 

 

 作詞の女性歌手ドロレス・デュランの歌で"Se E Por Falta de Adeus"です。

 

 

 

 

 

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A・C・Jobim ㉚ "Sucedeu Assim" "So Saudade" "E Squesendo Voce"

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1950年代後半に作曲したナンバーから、"Sucedeu Assim"(作詞はマリオ・ピント mario Pinto) "So Saudade"(作詞はニュートン・メンドーサ Newton Mendornca), "E Squesendo Voce "(作詞はジョビン)を紹介します。ジョビンの曲の中では知名度も低く、歌手や演奏家のカヴァーも少ないので、1曲1アーティストでUPします。

 

 

 アントニオ・カルロス・ジョビンのアルバム「In Edito」(1987年録音、一般にリリースされたのは1994年)から、でジョビンのピアノ弾き語りで、"Sucedeu Assim"です。

 この曲はシルヴィア・テリス(Sylvia Telles)のデビュー・アルバム「Caricia」(1957年)、本業は映画女優(セクシー系)のノルマ・ベンゲル(Norma Bengell)が、ブラジルのジュリー・ロンドンを狙ってオデオン・レコードからリリースした「Ooooooh! Norma」(1959年)に収録されています。

 その後録音されることがほとんどありませんでしたが、ジョビンが「In Edito」で取り上げたのは、この曲に自身愛着をもっていたのかもしれません。ジョビンのピアノ弾き語りで、地味ですがこの曲の良さがしみじみと伝わってきます。

 

 

 

 ブラジルの女性歌手クラウディナ・モレナ(Claudia Morena)で "So Saudade"です。この歌手についてはディスコグラフィのブログ「Discogs」にも載っていないのでよく分かりませんが、1957年以前の録音だと思います。

この曲は他に女性歌手クラウデッチ・ソアレス(Claudette Soares)が1962年に、ボサ・トレス(Bossa Tres)が単独ではファーストアルバムにあたる「The Bossa Tres」(1963年)で録音しています。

 

 

 

 シルヴィア・テリスのアルバム「アントニオ・カルロス・ジョビン集」(1959年)から "E Squesendo Voce ”(あなたを忘れて)です。

 この曲はブラジルの女性歌手アライジ・コスタ(Alaide Costa)、アナ・ルシア(Ana Lucia)、ガル・コスタ(Gal Costa)、エリアーヌ・エリアス(Eliane Elias)などが録音しています。男性歌手ではペリー・リベイロ(Pery Ribeiro)が、アルバム「Pery Ribeiro E Seu Mundo De Canções Românticas」(1962年)で、ルイス・ボンファ  のギター をバックに歌っています。                       

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A・C・Jobim ㉘ "Eu Nao Existo Sem Voce"

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1958年に作曲した  "EuNao Existo Sem Voce"、作詞はヴィニシウス・デ・モラエス(Vinicius De Moraes) です。

 他には女性歌手マイーザ(Maysa)のアルバム「Convite para Ouvir Maysa nº 3」(1958年)、エリゼッチ・カルドーソ(Elizete Cardoso)「Canção Do Amor Demais」(1958年)、マリア・ベターニャ(Maria Bethânia) 「Que Falta Você Me Faz」(2005年)、アントニオ・カルロス・ジョビン「Inedito」(1994年)に収録されています。

 

 

 アントニオ・カルロス・ジョビンのアルバム「Tom Canta Vinicius 」(2000年)から"EuNao Existo Sem Voce" です。このアルバムは1990年にブラジル銀行ホールでライヴ録音されたものです。

 Paula Morelenbaumと妻の Jaques Morelenbaum、ジョビンの息子Paulo Jobim、作曲家で歌手のDorival Caymmiの息子Danilo Caymmiは、ジョビンのファミリー・バンドとして1984年からコンサート活動を共にしました。ファミリー・バンドだけあって息のあった美しい歌と演奏で、この曲のベスト・ヴァージョンと言ってよいくらいです。

  Tom Jobim, piano  vocal Paula Morelenbaum vocal
 Paulo Jobim, guitar  vocal
 Danilo Caymmi, flute  vocal
 Jaques Morelenbaum, cello

 

 

 

 アントニオ・カルロス・ジョビンの1981年の録音で、2001年にリリースされたアルバム「Em Minas Ao Vivo 」から、ジョビンのピアノ弾き語りで"EuNao Existo Sem Voce" です。ジョビンのピアノと歌には、ほっとする温かみがあります。

 

 

 

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A・C・Jobim ㉗ "O Que Tinha De Ser" エリスレジーナ、シルビア・テリス

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1950年代後半に作曲した "O Que Tinha De Ser"、作詞はヴィニシウス・デ・モラエス(Vinicius De Moraes) です。

 他には、マリア・ベターニャ・ヴィニシウス・デ・モラエス・トッキーニョのアルバム「En La Fusa(Mar Del Plata)」(1971年)、バーデンパウエル「Sereste a Brasileiras」(1991年)、ブラジルの女性歌手Ana Lucia「Same」(1959年)に収録されています。

 

 

 アルバム「ELIS & TOM」(1974年)から、 "O Que Tinha De Ser"です。ジョビンのピアノ伴奏だけで、エリス・レジーナの深みのある声が、歌の上手さを一段と際立せています。

 

 

 

 シルビア・テリスのアルバム「アントニオ・カルロス・ジョビン集」(1959)年から "O Que Tinha De Ser"です。この曲を聴くとシルビア・テリスは1959年当時から、他のサンバ・カンソンの歌手と比べてモダンな感覚を持っていたのが分かります。

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A・C・Jobim ㉖ ”Esperanca Perdida" (I was just One More for You) ルシオ・アルベス、ジョアン・ドナート

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)の最初期の作品"Esperanca Perdida""(I Was Just One More for You" )、作詞はビリー・ブランコ(Billy Blanco)です。1956年に当時のブラジルのトップ歌手、ルシオ・アルベスによって歌われました。

 他にはジョアン・ジルベルト(Joao Gilbert)のアルバム「Em Mexico」(1970年)に収録されていますが、1959~61年の初期3作に比べると若々しく瑞々しかった歌声が、疲れ切ったおじさんのような歌声になってしまい、少々がっかりしてしまいます。

 

 

 アントニオ・カルロス・ジョビンのアルバム「A Certain Mr.Jobim」(1967年)から  ”Esperanca Perdida" (I was just One More for You"です。ジョビン自身の録音はこのアルバムだけです。

 

 

 

 

 ルシオ・アルベス(Lucio Alvesa)の歌で ”Esperanca Perdida”です。ルシオ・アルベスの少しキザかな思えるほどのクルーナーぶりと、ハリウッド映画のような豪華な女性コーラスがすばらしいです。

 

 

 

 ブラジルのピアニスト・作曲家のジョアン・ドナートが、米国で1965年に録音したアルバム「The New Sound of Brasil」から ”Esperanca Perdida"です。洗練されたアレンジとピアノで、メロディーの心地良さが伝わってきます。

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A・C・Jobim ㉕ "E Preciso Dizer Adeus"(All That's Left Is to Say goodbye) シルビア・テリス

 ブラジルの女性歌手、シルビア・テリスはアントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が作曲した、"E Preciso Dizer Adeus”(All That's Left Is to Say goodbye)、作詞はヴィニシウス・デ・モラエス(Vinicius De Moraes) を、アルバム「Sylvia」(1958年)と「The Music Of Mr. Jobim By Sylvia Telles 」(1966年)で、2回録音しています。

 

 

 シルビア・テリス(Sylvia Telles)のアルバム「Sylvia」(1958年)から、"E Preciso Dizer Adeus”(さよならを言わなければならない)です。シルビア・テリスが情熱を秘めながら心から歌っています。

 

 

 

 シルビア・テリスのアルバム「The Music Of Mr. Jobim By Sylvia Telles 」(1966年)から”All That's Left Is to Say goodbye”です。米国録音なので英語で歌っています。最初の録音から8年たって、さらに歌が上手くなり、感情を抑えながらも歌詞やメロディーの美しさが伝わってきます。

                                    

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A・C・Jobim ㉔ "E Preciso Dizer Adeus" (All That's Left Is to Say goodbye) エドゥ・ロボ、アストラッド・ジルベルト

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が1950年代後半に作曲した"E Preciso Dizer Adeus"(さよならを言わなければならない)、作詞はヴィニシウス・デ・モラエス(Vinicius De Moraes) です。”All That's Left Is to Say goodbye"の英詩が作られています。

 この曲は他には女性歌手マイーザ(Maysa)、「Miuch & Tom Jobim」(1977年)の録音があります。

 

 

 

 エドゥ・ロボ(Edu Lpbo)とジョビンのアルバム「EDU&TOM」(1981年)から"E Preciso Dizer Adeus(さよならを言わなければならない)”です。ジョビンらしいモダンで、しっとりとした美しいメロディーのナンバーです。間奏のピアノ・ソロもロマンチックな映画のワン・シーンのようで、数あるこの曲のなかで、ベスト・ヴァージョンだと思います。

 

 

 

 アストラッド・ジルベルトのファースト・アルバム「The Astrad Gilbert Album」(1965年)から"E Preciso Dizer Adeus(All That's Left Is to Say goodbye)"です。このアルバムは全11曲中、10曲がアントニオ・カルロス・ジョビンの作品でジョビン集と言ってもよいくらいです。

 アレンジが名手マーティ・ペイチで、ジョアン・ジルベルトの初期3枚のアルバムを担当したジョビンのような流麗で温かみのあるアレンジです。

 アストラッド・ジルベルトのヴォーカルは、ゆったりとふんわりとしているだけでなく、雰囲気と表情があり、独特の魅力があります。

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