マガジンひとり

自分なりの記録

謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス

2018-05-14 19:10:10 | 映画(映画館)
El Bosco, el jardín de los sueños@下高井戸シネマ/監督:ホセ・ルイス・ロペス=リナレス/出演:ラインダー・ファルケンブルグ、オルハン・パムク、サルマン・ラシュディ、セース・ノーテボーム、ルネ・フレミング/2016年スペイン・フランス

この世は地獄か? 天国か?

没後500年、生年月日不祥、現存する作品は25点のみ、謎に包まれた天才画家ヒエロニムス・ボス。15~16世紀のネーデルランドで活躍し、その作品群の中でも、スペインのプラド美術館が所蔵する三連の祭壇画「快楽の園(The Garden of Earthly Delights)」は美術史上で最も異彩を放ち、尽きせぬ魅力を持つ奇想ワールドだ。

エロチックでグロテスクな天国・現世・地獄が描かれる「快楽の園」に込められた、制作当時の宗教や人びとの暮しを探り、各界の知識人たちがそれぞれの解釈を語る。ボスの素顔は果たして解き明かされるのか—?




歴史、苦手です。順序や人名が覚えられない。学校のテストでは、歴史だけでなく古文や英語や数学や物理や、覚えることが多くてギブアップ。既に大学へ進まないことを決めていた高3・二学期の期末テストでは世界史のカンニングがバレて成績2だったことがあるわ。十段階ですよ。

音楽に関することなら好きだから覚えられる。有名な作曲家のおおまかな順序とか。ベートーヴェンは1770年生まれ1827年没だ。しかし万有引力とか、地動説とか、病原菌の発見、ダーウィンの進化論など、それぞれどの作曲家と同じ時代なのか、いまだによく分らない。

私と違って、克己心や記憶力・集中力に優れた者が良い大学⇒良い勤務先と進んだり、ある分野で才能を発揮して名を馳せ、いわゆる文化人になったりする。無名の学者でもっと優秀な人が出てきていないのか疑問なのだが、テレビや新聞、お決まりの面々。言ってることがいつも同じ。ポジショントークというか既得権というか。ジャーナリストも層が薄い。仮想通貨の問題一つにしても、日経新聞も金融庁もよく分っておらず後手後手に回っている。努力の嫌いな私が言うのも何だが、もっと老若男女問わず切磋琢磨して、新しい時代を担う気概を示してほしい。

クイズ番組っていうのは特にひどいのでは。醜悪とさえいえる。カズレーザーや伊集院光は優れた芸人さんだと思うが、クイズ番組に出ている姿は見たくない。もし自分の知らない知識でも、あんなところに出ている文化人・芸能人から聞きたくはない。きょうのボスの映画も、残念なことに「頼んでねーよ」な感じ。それぞれ解釈を語る人たち、実績のある文化人なのでしょうが、何ら得るところのない。

ボスは聖母マリア兄弟会というキリスト教友愛団体に所属し、祭壇画として描かれた「快楽の園」は、この団体から免罪符を買えば地獄の責め苦を受ける時間を短縮できますよという宣伝集客活動でもあったらしい。細部を見ていると飽きないが、それにしても解釈とかは聞きたくないな。テレビの30分番組で十分な情報量である。有名な画家とか作曲家の名を冠した映画は、一億総中流の幻想にすがる高齢者を集客できるので、とにかく買い付けちゃうのかな。つまらない感想でごめんよ。みなさんにしてみれば「頼んでねーよ」でしょうか。いずれ削除します—(;´Д`)
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