製造業の海外移転により
日本と外国との間で、以前のような貿易摩擦は発生しなくなりました
ただし、その結果、日本国内では産業の空洞化が起きたのです
若年層の就職難が深刻な問題になりました
いわゆる就職氷河期が到来したのです
もちろん、若年層の就職難の原因は、産業の空洞化だけではありません
他にも色々原因はありましたが、大きな原因の一つではあったのです
それはそれとして
日本国内の景気低迷はともかく、日本の対外経済関係は順調に推移しました
ところが
コロナ騒ぎで、海外からの物資輸送に支障が出始めると
国内生産に大きな影響が出始めました
そこへ追い打ちをかけるように、ウクライナ戦争が始まり
世界規模で食料とエネルギーの流通が滞り
それらを輸入に頼る日本は弱い立場になりました
為替も円安になってしまったのです
円安問題は、ウクライナ戦争に伴う非常時の現象なのですが
それをあたかも、平時の現象のごとくとらえ
日本の国力の衰退の現れだといった議論が、日本国内に溢れたのには呆れました
日本に資源が無い以上、外貨獲得が日本の至上命題であることを
多くの日本国民が認識するためには、良い機会であったとは思いますが・・・