義兄の死に際し、これほどのショックを受けるとは、自分でも意外です
その理由は、何より、予想外に急な話だったことです
このところ体調が良くないとは聞いていましたが
すでに70歳ですから、若い時のようにはいきません
これからのんびり過ごせば、あと20年くらいは楽に生きられるのが最近の高齢者です
私の見た義兄は、けして、死が近付いた人の雰囲気はありませんでした
2月に父を亡くし、ここで夫を亡くし、姉はどんなに辛いことでしょう
そんな姉の立場を思いながらも、私自身が、とても悲しい気持ちに陥ってしまったのです
姉二人の末っ子の私には男兄弟がありません
今思えば、姉が結婚して兄ができたことが嬉しかったのです
一度も義兄を「お兄さん」と呼んだことはありませんでしたが、男兄弟は嬉しかったのです
姉の長女は12年前に亡くなりました
私の最初の姪でしたから、赤ん坊の時は我が家にいました
私にしてみれば、妹のようなものでした
やはり、妹のいなかった私には、彼女の存在は嬉しいことでした
彼女はずっと、私のことを「お兄ちゃん」呼んでいました
私は妹を一人、兄を一人失ったことになります
私がこれほど悲しいのですから
姉のことを思うと、言葉がありません
今日、夕方には、義兄の通夜があります