昨日は檀家寺の開山会に列席しました
433年前、この寺が開山したのです
武田の落人が建てた寺です
開祖や私の先祖は、織田信長に滅ぼされた武田の遺臣で、身延山に逃げていました
やがて本能寺の変で信長が死ぬと、甲斐は徳川家康の支配下となりました
その家康も関東に移封されることとなり
開祖や私の先祖は、それに従い関東に入り、湘南の地に定住することとなりました
そうして出来たのが、この寺です
場所は湘南カントリークラブの北側です
平安時代より人が住み、茅ヶ崎の発祥の地と言われているところです
昨年、父が亡くなり、私は寺の世話人を引き継ぎました
何も知らぬ新米の世話人は、ただ、周囲の状況を眺めて、式次第に従うだけです
特にやることもありませんし
質問コーナーで、ちょっとした先祖のエピソードにからめたことを聞いてみました
私の先祖に日蓮聖人が宛てた秋元御書という手紙があり
これが立正安国論などと並んで日蓮宗の古典になっているのですが
読んだことはあるかと、法話を担当した僧侶に聞いたのです
僧侶は読んだことが無いと答えました
ちょっと意地悪な質問だったかもしれません
しかし、このエピソードは私が日蓮宗の信者でいようと決意した要因でもあります
だから、どうしても訊ねてみたいことでした