つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

特別機動捜査隊 588話

2018年04月07日 | 感想関連
588話「南海の復讐」
金貸しをしていた伏見が殺されるが
伏見は20数年前の沖縄戦で日本人を殺していた過去を持っていた

・雅子(白石奈緒美さん)の父は
資産家の夫・芦川(須藤健さん)と伏見によって沖縄戦で殺されていて
雅子はその遺児として復讐の機会を伺っていました。
一方で、雅子の義理の息子・敏行は伏見の娘・晶子と婚約をしていて
伏見の妻・多佳子は結婚を急ごうとしますが…

・普通なら当然雅子が伏見を殺して
次に芦川を狙おうとすると言う流れになりそうな物ですし
私もそう言う流れになるのかな?と思って見ていたのですが
そうはならなかったのは、中々凝った筋立てだと感心しました。

・雅子に変わって捜査線上に浮かんで来たのが
多佳子と晶子の母娘でした。

多佳子は夫の伏見を恨んでおり、雅子の秘密を知ると
雅子を利用し、労せずして夫を始末しようと企てた上
雅子が失敗するリスクも考慮し
銃の腕が立つ娘の晶子に雅子の振りをさせ
伏見を殺してしまっていたのでした。

これだけ手の込んだ手口を使った上
このゴタゴタを利用し
資産家の芦川の財産を乗っ取ろうと目論んでいたと言うのは
かなりの悪党ですね。

・しかも、多佳子ばあさん(?)ったら
警察に散々嫌味ったらしい事ばかり言ってまして
あれじゃ畑さんがイライラするのも分かります。

どうせなら、逮捕する時に畑さんに
何か一言言って欲しかった位です。

・ハワイロケ編なんですが、事件にちょっとハワイが関わっていると言う感じで
大半のシーンは日本国内で話が進みます。

白石奈緒美さんをはじめ、ハワイロケに出ている出演者が
以前あったハワイ編と重複しており
以前のハワイ編と同時進行で撮影された作品です。

特別機動捜査隊 583話

2018年04月07日 | 感想関連
583話「初笑い トバッチリ三船班」
三船主任をはじめとする三船班は
新春早々様々な騒動に巻き込まれる

・タイトルから分かるように
いつものこの番組とは全く趣の異なる作品です。

・主任はマンションの自室を子供と森次晃嗣さんに乗っ取られたのをはじめ
変な顔芸を見せたり、ラストでずっこけたのも面白かったですが
ホッケーで助っ人出場したと思ったら
窓ガラスを割ってしまうなんて
絵に書いた様なマンガのような展開を見せるのは
特に笑ってしまいました。

・長さんは悪酔いして、冷水をぶっ掛けられて
死んだ事にされてしまったり、赤フン姿を披露したり
こちらも普段は見られような姿をふんだんに見せてくれます。
長さんの酔っ払っての絡み方が、気のせいか
”花山の旦那”に見えたのは私だけでしょうか?

・白石、村井両刑事なんか
吉田義夫さんのやってる肉屋に行ったと思ったら
何故か冷凍庫に閉じ込められた上に
開けてみたら二人とも凍死してる!?なんて酷い目に遭います。

その上、死んだと思った吉田さんや猫泥棒の和崎俊哉さんに
証拠隠滅とばかりに死体として池へドボンさせられそうになったり
普段の地味ながら真面目な刑事ぶりとこのギャグ扱いのギャップは
凄まじい物がありました。

ついで扱いは何ですが
畑さんと石ちゃんが池にドボンしたのもある意味で大変なご難でした。

・石ちゃんは、割と普段からコミカルですので
こう言う回でも普段と変わらないとも言えますが…

ただ、ホッケーでガラスを割った主任に強引に謝りに行かされたり
そこで三姉妹に袋叩きにされたかと思ったら
三姉妹に逆に散々色目を使ったり
今回は本領発揮とばかりに出番が多かった気もします。

・主任の部屋に押しかけてくるアパートの隣人が
川合伸旺さんと藤岡重慶さんと言うのが非常に目を引く所で
藤岡さんが髭を生やし、昔の豪傑のように
いかつい感じで、藤岡さんらしい感じで面白かったのですが
川合さんが変な眼鏡をかけ、喋りも何故かナヨっとした感じだったのが
普段のイメージとのギャップもあって、中々面白かったです。

・川合さんと藤岡さんと共に主任の部屋に押しかけてくる女性がいまして
初見で見た時は誰かな?とちょっと分からなかったのですが
もう一回確認してみたら藤田弓子さんでした。

同様に、時代劇でおなじみの久富惟晴さんも巡査役で出ていたものの
普段は二枚目のちょっとワル入っている久富さんが
見た目が眼鏡と髭な上に、喋りもいつもより中年っぽく喋っていたせいもあって
初見では誰だか分かりませんでした。

特別機動捜査隊 575話

2018年04月07日 | 感想関連
575話「真実への出発」
高名な老画家木原の絵を巡り殺しが起きる
その裏に木原の贋作を巡る人間模様が渦巻く

・老画家木原は、近年精力的に活動を行っていたものの
実は本人は車椅子生活をしており
精力的な活動を行えるようには見えませんが
裏に、木原の贋作で儲けようとする欲深い企みがあったのですが…

・車椅子生活をしていた木原ですが、これは真っ赤な嘘
周囲をことごとく騙していて
自分で絵を描かないでサインだけで儲けようとしていた上
車椅子生活も嘘と言う中々食えない輩だったのでした。
ただ、「お前らを騙していたが、本当は立てるんだもーん」って
立ち上がる件は中々面白かったです。

・懐かしの桃さん(桃井刑事)久々の登場ですが
立石班時代は短髪のイメージがあっただけに
髪を伸ばしていたので、一瞬誰か分かりませんでした。

声聞くとすぐに分かるんですけど。

・高倉主任が木原邸に週刊誌記者に化けて探りに入る場面
桃さんがカメラマンに扮するものの
バレる前提でやっていたためか、すぐに正体はばれてしまいます。

ただ、直前に「カメラ!」と主任が桃さんに
ちょっと砕けた感じで指示を出すのが、面白かったです。
三船主任とは何故か相性が悪い桃さんですが
(単に共演した事がほとんど無かっただけですけど)
高倉主任とは結構相性が良さそうな感じがしたので
もっと高倉班で見たかったかな…と今になって思います。

・主任が木原邸に探りに入るならと
松長さんは銀座のクラブに探りに入ります。

こちらは土地成金のおやじ、森っちゃんがその部下に扮しますが
松長さんったらクラブの人達から、うんざりされる位
かなり下品そうな演技を披露して
森っちゃんに上手い芝居を褒められておりました。

お陰で刑事である事を気取られる事もなかったようですが
松長さんと言うか、早川さんは悪役として下品な悪役が結構合っているから
(失礼な言い方ですが凄く褒めてるんですが)
違和感が無かったんでしょうかね?

・贋作絡みの殺人事件でしたが、真犯人は
贋作事件とは直接関係があった訳ではない吉田義夫さんでした。

特別機動捜査隊 573話

2018年04月07日 | 感想関連
573話「老刑事とその娘」
自分のタクシーでトラブルを起こした井村を殺した容疑で
タクシー運転手の佐田が逮捕される

・佐田(清川新吾さん)の義父は松長さんや係長も一目置く
警視庁捜査一課にその人ありと言われた潮元部長刑事で
潮は佐田の無実を信じ、捜査の真似事を始めます。

・松長さんは面識があるからか
現場で潮と会っても、その捜査活動を黙認しますが
高倉主任は、刑事でもない潮が捜査活動を行う事を本人に注意します。

・事件は潮の活躍で佐田の無実は証明され
真犯人も挙がり、事件は解決します。
その後、主任は刑事としての先輩である潮に非礼を詫びますが
潮は特に意に介さなかったようです。
これは、万に一つの事があった時に
潮を傷つけない為の主任の配慮だった事を
薄々分かっていたからだと思われます。

・井村を直接殺した訳ではないものの
一番の大悪である会社重役が高城淳一さんで
その上司(社長)の武藤英司さんに悪事を行ったのを感付かれますが
武藤さんも悪役を演じる事は多いものの
今回は、武藤さんの役は特に悪事に手を染めていなかったようです。

・佐田の妻(で潮の娘)役の原良子さんは
時代劇だと結構悪い女役で見かける方なんですが
今回は完全な良い人役でした。

ただ、出番はあまり多くなかったような気もしますが…

・鈴木志郎さん(元西本係長)が
主任に聞き込みされる関係者役で出ていますが
係長時代の白髪混じり姿に比べて、かなり若く見えました。
役名が「山田」だったのは
現係長が”山田禅二”さんなのと、何か関係があるのかは分かりません。

あと、太陽にほえろ!の長さん(下川辰平さん)の奥さん役の西朱実さんが
バーのマダムで出ておりました。

・一方、七人の刑事でおなじみの城所英夫さんは
殺される被害者役でしたが
この方は、この番組だといつもあまり良い役で出て来ない気がします。

・高倉主任の部下の呼び方が「ガンさん」「森っちゃん」と
かつての藤島主任のようにソフトに変わったのは
堅苦しくなくて良いんですが
何がきっかけなんでしょうかね?

・ガンさん、落とし穴にはまりながらも証拠を見つける活躍を見せております。

特別機動捜査隊 569話

2018年04月07日 | 感想関連
569話「大都会の詩」
殺された吉本と言う男は
吉村と言う名を使って不動産詐欺を働いていた

・容疑者として吉村の直接の詐欺の被害者である
サラリーマンの間部(おなじみの武藤英司さん)や
吉本が死ぬ直前に言い争っていた
美佐子(上田みゆきさん)等が浮かんで来ます。

・しかし、意外な事に間部は中盤であっさり病死してしまいます。
すると、事件以来挙動不審になっている美佐子が
隠していた証拠の品を見つけた夫(古谷一行さん)に付き添われ
警察に「自分が殺した」と名乗り出ますが
殺人の状況と自供の内容が違っていて、こちらもシロと断定されます。

・そこで浮かんできたのが、亡くなった間部の妻のまき
この人は美佐子の後に吉本と言い争っていたんですが
実は、争っている内に吉本が勝手に落ちて行った事が程無く証明され
罪に問われる事はなく
ラストは吉本以外はまあ、ハッピーエンドで終わったのでした。

・ゲストでは古谷一行さんと上田みゆきさんが夫婦役と言う所が目を引きます。

古谷さんはまだそんなに大きい役をされていない頃で
あまり出番は多くなかったですが
顔つきなんかは今とそんなに変わらないような気がしました。

上田さんは殺人の容疑者(結果はシロですけど)なので
あまり明るい表情を見せる場面が少なかったですが
警察に出頭する際のノースリーブ姿は何か色っぽく感じました。
罪に問われるかもしれませんが
思ったよりは不幸にならなくて良かったんじゃないでしょうか?

そんなノースリーブ姿の上田さんの肩を
さり気なくポンと叩く松長さんったら…

・吉本の被害者でもある不動産会社の社長役で
太宰久雄さんも出ていました。
金縁眼鏡にカンカン帽姿と言う見た目だけ見ると
タコ社長(そりゃ本人ですから)でしたので、ここも目を引きました。

そんなタコ社長が松長さんや森っちゃんに
吉本への怒りをタコ社長そのままにぶつけるシーンは
何と言うか笑えましたね。

・見応えがあって面白い話でしたが
終盤にちょっと話を詰め込み過ぎかな…と言う気もします。

・ノンクレジットながら、久々に島宇志夫さんのナレーションが登場。
「通報を受けた特捜隊三船班~」や「松木、森田の両刑事」等
懐かしい雰囲気が感じられました。

特別機動捜査隊 567話

2018年04月07日 | 感想関連
567話「女を棄てた女たち」
会社社長日下が毒殺され、妻の市子が自首するが
日下を殴殺したと市子は主張し、シロと断定される

・殺しの容疑は日下に弄ばれた二人の女
哲子(星美智子さん)と銀子にかかりますが
二人とも怪しい所はあったものの、殺しに関してはシロ。

・真犯人は実は市子で、主張通り日下を殴り付ける前に
既に毒殺していたと言う非常に手の込んだ偽装をしていたのでした。
この事実を高倉主任に突き付けられた市子が
急に狂ってしまうラストは
そこまで市子が割と清楚な感じの振る舞いを見せていただけに
ギャップに驚かされました。

・中盤に市子が自分の子供達に
「パパを殺したの誰?」と聞かれるシーンがありましたが
ここ、市子としてはどう言う心境でその言葉を聞いていたのか
想像すると結構考えさせられる所でした。

さらに言えば、母親が父親を殺したって真相を子供達が知ったら…
と想像すると、より一層後味が悪くなりますね。

・事件が起きサブタイトルが出たと思ったら
松長さんが女性をモミモミしてるシーンが流れ出し
何しとるの松長さん?と思ったら
何と奥さんの房枝さん(名前は別の回で変わりますが)
を労わっていたとは…

松長さんが普段の早川雄三さんの役のイメージと違って
愛妻家で子煩悩って設定なのですが、ギャップはありますが
結構似合ってるんじゃないですかね?

・また、今回は結構松長さんの家庭の出番が多く子供が二人いる事
家では浴衣と老眼鏡(?)を愛用している点
父親(誰?)も警察官である点等
松長さんを知る上では、かなり重要な話になっております。

・さらに事件絡みでも、松長さんが高倉主任を自宅に招いて
飲んでいた所で房枝さんが『銭形平次』のお静さんのように
事件解決の糸口になりますし
ラストも松長さんが子供にお土産を買って帰り
奥さんに優しく接する所で終わりと言う
松長さんのための回だったとも言えるのではないでしょうか?

・一見すると、ただのどもった男かと思われた梅津栄さんが
実は市子達にゆすりを働く結構な悪党役で出ておりました。
また、殺される日下役は
声がちょっとイメージと違うので分かり辛かったですが
鬼平などでおなじみの真田健一郎さんだと思います。

・水さんが哲子達が愚痴っているバーに流しの歌手に扮して登場し
「おんなを捨てた女のブルース」を歌っておりましたが
あれは潜入捜査か、たまたまか?

特別機動捜査隊 565話

2018年04月07日 | 感想関連
565話「誘拐」
三船主任は町で誘拐事件に関わり
誘拐一味に拉致されてしまう

・非番で買い物中の主任
赤いシャツが何故か気に入ってまじまじと眺めますが
そんな中、挙動不審な婦人を発見し様子を伺います。
婦人は会社社長藤本(川合伸旺さん)の妻で
主任の調べで藤本の娘ルリ子が誘拐され
身代金を要求されていた事が分かります。

・主任は誘拐一味の一人を詰問しますが、仲間に捕まり
ルリ子と共に栃木県川治温泉近くの山の中に連れて来られてしまいます。
以降は、森山周一郎さん演じる大島を首領とする
四人の誘拐一味(うち一人は女)と主任の対決を描くと言う
いつもの特捜隊とは毛色の違った
ハードアクションっぽい筋立ての話となっています。

・肉体派の三船主任らしく、水責めされたかと思ったら
ルリ子を連れて一度は脱走を企てるも、すんでの所で失敗し
さらに大島から”大音響のラジオの騒音を聞かされる”と言う
中々凄まじい拷問を加えられたりします。

・ところが、そんな目に遭っても不死身の主任(?)ですので
下っ端二人と女一人はあっと言う間に倒してしまい
最後に残った大島と主任の対決に至りますが…

細かい所では、主任が下っ端を倒した後
相手のベルトを使って手をふん縛っておく所は、中々面白く感じました。

・森山さんはこの番組ではおなじみですが
台詞回しも見た目も主任とのやり取りもワイルドな感じで
ほぼ全編出ずっぱりで主任とやり合うと言う
悪役ながらかなり見せ場の多い役所でした。

ただ、主任との一対一の対決に敗れた大島が捕まるのは当然としても
「その赤いシャツはお前には似合わん」と言われた挙句
大島が着ていたシャツを追いはぎされてしまうのは、何か気の毒な気も…

・川合さんが被害者の社長なのですが
顔つきはいつもの川合さんっぽい顔なのに
被害者っぽい演技を見せるのは、結構珍しい気がします。

ただ、警察が悪い!と長さんと石ちゃんを責める場面は
いつもの悪人振りの片鱗を見せる場面ではありました。

ラスト、ルリ子ちゃんが救出された後の描写が無かったのは
ちょっと残念です。

・主任以外では石ちゃんが事件解決後に主任とのやり取りが
コミカルで存在感を発揮していましたが
畑さんは川治温泉のシーンしか出番がありませんでした。

特別機動捜査隊 562話

2018年04月07日 | 感想関連
562話「真夏の逃亡者」
夫と死に別れ、わが子稔を育てる玲子は
稔を強引に連れ戻した義母のぶ子と言い争いする内に
のぶ子を殺してしまう

・何とあの橘部長刑事を演じられた南川直さんが出演しています。
役は残念ながら、橘長さんではなく所轄の川上刑事役で
スーツにネクタイ姿の橘長さんと違って
ジャケットにノーネクタイの崩した姿でした。

その上、吹替えの声が野太くて
南川さんの飄々とした雰囲気とギャップが大きく、違和感がかなりありました。

・義母を殺してしまった玲子は
女を追う都築(寺島達夫さん)に強引に新潟に連れて来られますが
玲子の身の上を知った都築は、徐々に玲子に同情するようになります。
都築を追う三船主任らは、新潟の笹川流れにたどり着き…

・子煩悩な主任が、稔を抱きかかえD51を見せながら
神妙に「あの汽車、どこまで行くんだろうね…」
と語りかけていたのは、非常に余韻を感じさせるラストでした。

・玲子を散々いたぶった挙句、殺されるのぶ子は村田知栄子さん
憎憎しげながらも、村田さんらしい愛嬌ある所も見られ
存在感を発揮しておりました。

・稔役の児玉裕一さん(子役)は高倉主任登場編等でもおなじみですが
今回もまた事件に翻弄される子供の役でしたね。
あと、木村豊幸さんがのぶ子の麻雀仲間の若者で出ていましたが
稔に同情的でもあり、そんなに悪者でもなかったような…

他に、中井啓輔さんがちょっと出演しています。

・レジャーセンターでレオタード姿でくつろぐ玲子が色っぽかったです。

・都築を逮捕するシーンは、石ちゃんが
結構危なそうな岩場でキレのある動きを見せていました。
一方、水さんはお忙しいので
新潟ロケは不参加で最初のシーンと待機室のみの出演。

特別機動捜査隊 548話

2018年04月07日 | 感想関連
548話「影を追う女」
うだつの上がらないサラリーマンが殺される事件が起き
一人の女に疑いがかかる

・飲み屋の女給珠子は義父に手込めにされた暗い過去を背負っていました。
また、珠子は父を海で失った事から海への強い執着を抱いており
海へ行くと開放感からか大胆な下着姿で海岸を駆け回るってのは
普通の人とは思えないような…
しかも、その記憶がすっぽり抜け落ちているってのは
一種の病気か何かではないかと疑ってしまう位ですが…

・珠子を演じたのは、あの小林幸子さん
この番組では、子役時代からおなじみですが
今回みたいな役所は今のご本人としては、どう思っていられるんでしょうね。

・珠子が勤めている店の常連客の藤岡重慶さんが
渋く珠子を見守る役所で
普段の藤岡さんのイメージとのギャップが激しいものの良い感じでした。

ただ、役名が”革ジャンパーの男”ってのは
どうなんでしょうかね?

・現場を目撃していた岡やんを演じているのが浅草陣太さん
この方と言えば、「狂った季節」に出ていたさぶちゃんですが
今回はさぶちゃんほど狂ってはいないものの
自称直木賞作家候補のキチガイを演じています。

そんな人の証言ですので、当然ながら信憑性を刑事達にも疑われますが
主任は「直木賞キチガイでも証言は間違ってないはずだ」と擁護し
結局、岡やんの証言は採用となるのでした。

・殺人の真犯人は珠子なんですが
ラスト珠子を主任達が逮捕に向かうと
海にいた珠子は例によって解放された姿で走り回っていたのでした。

…と言うか、ここで終わりで良かったんですかね?

特別機動捜査隊 546話

2018年04月07日 | 感想関連
546話「四匹の牝猫」
畑野刑事は殺人事件に関わりのある女に
身分を隠し接近する

・殺された女を含めて四人の女を”牝猫”に例えたタイトル
この四人の動きを追うために、畑さんが潜入捜査をすると言うお話ですが
今回の畑さんは”桜田商事”の専務で
社長のドラ息子と言う設定なのがポイント

若旦那(?)なので、普段よりナヨっとした感じながらも
芸達者なので、ダンスや形態模写を披露しておりました。
そりゃ三船主任が「この役は畑野以外しか出来ない」と言うのも最もです。

・そんな畑さんが、水さん達の前に専務スタイルで現れて
軽口を叩いて去ってゆくのを
水さん達が「この人何言ってんの?」みたいな呆れた感じで
眺めているのも笑えました。

・社長のパパ(主任)に畑さんがたかるシーンは
”パパ”になるために変なサングラスをしてるし
”息子”からの女を誘っている最中の電話に
「色気だけじゃなくて”エロ気”で行け!」
なんて奇想天外なアドバイスを見せたり
主任もノリノリなのがさらに笑えました。

ついでに言うと、青木義朗さんの予告もいつもは堅めのナレーションなのに
この回は砕けた感じの語り口調だったのも面白かったです。

・畑さんが接近した礼子(万里昌代さん)が案の定犯人で
終盤、礼子の共犯である結城(北村総一朗さん)が
銃を手に主任らを威嚇するものの
主任が少しも怯まず、迫力で圧倒する場面は流石の格好良さでした。

そして、現場から逃げた礼子を
待ってましたとばかりに畑さんが逮捕し
話が終わると言う流れは、中々粋な感じでした。