前回はナショナル劇場の『大岡越前』について取り上げましたので
今回は『水戸黄門』の二代目の件についてです。
東野英治郎さんのご老公が余りにも偉大過ぎた為
東野さんが勇退を表明した際は、かなり後継選出に苦労したものと思われます。
結局西村晃さんを擁し、無事継続する事となりますが
候補として、最初も候補に挙がった森繁久彌さんをはじめ
宇野重吉さん、千恵蔵御大、若山富三郎さん等々の名前が挙がったとか。
そもそも森繁さんや千恵蔵御大辺りは
東野さんより年上で、名前だけ挙がっていただけだと思いますが
若山さんがご老公ってどう言う感じが想定されるのか
前回の京本さん並みに想像がつかない感じですね。
ちなみに、その後西村さんが勇退する際には
逸見プロデューサーとしては
里見浩太朗さんを三代目黄門にしたかったらしいですが
まだ50代後半だった里見さんが固辞したらしく
実際の里見黄門誕生はそれから10年近く後になったのでした。
逸見プロデューサーが里見黄門を作っていたら
現行の里見黄門とはまた大きく違った感じになっていた事でしょうね。