『キイハンター』はTBSで5年に渡って放送された人気ドラマでしたが
その最終回は、変わった趣向でした。
内容としては、キイハンターメンバーが法廷に召喚され
その法廷で検事(正体はこれまで悪役で散々登場した南原宏冶さん)が
メンバーのこれまでの所業を断罪しようとすると言う感じです。
ただ、有罪を立証しようとする南原さんの検事も
無罪を証明しようとするキイハンターメンバーも
(弁護士はいないのでメンバー本人が無罪を立証しようとする)
その証明の為に過去の放送回のフィルムを次々に流すと言う
形を変えた総集編だったと言えるでしょう。
ラストは、案の定南原さんの検事は有罪とされ
実はこの法廷はキイハンターの上司(仲谷昇)さんが開いた
と言う事が明かされます。
結局、キイハンターは無罪放免と言うか
キイハンター自体が
組織再編で一時解散(最終回ですから)となる事が発表され
話自体は大団円を迎えるのでした。
趣向を凝らしていて面白かったですが
南原さんの役がただの検事だったのか
検事に化けた本当の悪者だったのかどうか
ちょっとよく分からなかったのが、唯一気になりました。