つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

怖いアニメの王道

2018年05月04日 | 懐かしアニメ
ここでも何度か書いたように、私は怖いアニメを好き好んで見る性分を
持ち合わせているつもりはないのですが
怖い物見たさなんでしょうか
そう言う作品をついつい見たがってしまう癖があるようです。

野沢雅子さんの『ゲゲゲの鬼太郎』第2部(カラー版)は
怖いアニメ作品の話題で頻繁に取り上げられる事も多く
怖いと評判の多い回が結構ありまして
そうした評判の回を見てみました。
以下は簡単な感想です。

「アンコールワットの亡霊」
話としては、後述の話よりは怖いって感じはしませんでしたが
タイトル自体が怖いって言う意見を目にした時は
確かにタイトルに怖さを増幅させる効果があったのか…とも思えます。
劇中の描写で言うなら
亡霊が行列で行進する所は中々怖いんじゃないでしょうか?

猫娘までが亡霊にやられて行列の中に入れられてしまう所も怖いかもしれません。

「イースター島奇談」
原作に無い水木先生の短編を基にした作品だそうです。
欲望に狂い人を殺した男の所業をねずみ男に知らされた鬼太郎は
ねずみ男と組んで、イースター島で男を罠にはめますが…

ラストは、男が呼び出した地獄の使者アクアクによって
死んだと思われた男が警察の牢内に再び登場…したかと思ったら
突如として白骨化するラストは
そう来る流れとは分かっていても、かなり驚かされました。

細かい所ですと、鬼太郎がねずみ男を終始普通の仲間みたいに扱っていたり
猫娘とねずみ男がいがみ合っていなかったり
珍しいシーンが結構あったように感じました。

「足跡の怪」
これも水木先生の短編を基にした作品だそうで
石を削った事から祟りに遭う二人の男の破滅を描いたお話です。
目や鼻が次々に削れていって、最後は体ごと無くなってしまう描写が
非常に怖いですね。

欠ける時に「ボコッ」って音がする所や体の部分が欠けた男の足跡が
赤くなっている所や、途中で服だけ残された後も
赤い足跡が続いている所等、随所に怖い描写が出てきます。

最初に次々に体の一部が欠けて行く男をたてかべ和也さんが演じていますが
鼻が欠けた辺りから、鼻が欠けた感じの喋り方になっているのが
真に迫っていて印象的でした。

ただ、あの演技はリアル過ぎて怖いって思われるのでは…
と感じる所でもありました。

「隠れ里の死神」
鬼太郎が数百年前から子供をさらっていた死神を倒し
さらわれていた子供達を死神から解放するが…

数百年経っていたから、子供がみんな死んでしまうオチは
ありきたりと言えばありきたりですが
あっと言う間に子供が白骨化し
挙句に骨が跡形も無く風に消えてしまうのは
怖いと言うよりは、非常に悲しいですし
鬼太郎が「助けなければ良かったんだ~!」
と自分を責めるのが、また追い打ちをかけるように
悲しさを増させるんですよね。