つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

鶴ひろみさん追悼特集(2)

2017年12月02日 | 声優列伝
鶴ひろみさん追悼特集、今回は
鶴ひろみさんの演じた中でも特に私のお気に入りである
『オレンジロード』の鮎川まどか(まどかさん)と
『GS美神』の美神令子(美神さん)について取り上げて行きます。

両キャラは、以前も取り上げた事がありますので
似たような事を言ってると思いますが、ご了承下さい。

さて、まどかさんも美神さんも言うまでもなく鶴さんの代表作となりますが
その魅力は違った所にあります。
まず、まどかさんのキャラから見て行きますと
魅力として私が感じた点を簡単に評すと
強くて格好良くて優しい所と
ちょっと弱い所があるのを隠そうと
芯が強くて気丈に振舞おうとする、いじましい所
それと、気高くて色気がある所だったと思います。

もう一つ言うなら、鶴さんの多彩なキャラクターが見られたのも
まどかさんの良かった点でした。
ある時は清楚だったり、優しかったり、色っぽかったり
またある時はツンとした感じ、またある時は凄みのある感じだったり
時には少年っぽい感じの台詞回しを見せる事もありました。

こうした多彩な魅力を
鶴さんのクールで色気があって、でも優しさを感じさせる声が
見事に表現した事でまどかさんの魅力は完成し
未だに(私を含めて)根強い人気を誇るキャラクターになったと
言えるのではないかと思います。

鶴さんご本人は
「本当に悪い子じゃないけど、ただ良い子じゃなくて、陰がある所」を
まどかさんの魅力として
強く感じられていて、かなりお気に入りだったそうです。

一方の美神さんは腕は凄い立つゴーストスイーパーながら
銭に汚く、非常に性格がアレな女性と言うあまり好かれないタイプですが
鶴さんが声を担当される事によって、キャラ自体の悪い点を弱めながらも
愛嬌や色気、可愛らしさ、格好良さと言った魅力が生まれ
キャラにハマっているように感じられたのだと思います。

実際、美神さんは鶴さんが声を担当されているから
キツい言動や無茶苦茶な行動も大目に見ていられる所もあったかな
と思っています。

鶴さんの「極楽へ行かせてあげるわ」と言う決め台詞が
シンプルに格好良くて非常に決まっていたと個人的には思いましたしね。

まどかさんも美神さんも時間があれば
どのエピソードが特に良かったかってのも取り上げてみたいと思っています。