つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

アイドルから声優への先駆者

2023年03月18日 | 声優列伝

山本百合子さんと言うと、私が最初に知った頃は
北斗の拳や聖闘士星矢を
まだそれ程興味を持って見ていなかった頃でしたので
サリーちゃんや年の差なんてのナレーターみたいな感じの
高いトーンの声の印象でした。

その後は、色々な作品で山本さんのお声を聴きましたが
山本さんが元々アイドル出身で声優に転身した
日髙のり子さんや佐久間レイさん、櫻井智さん等々の先駆者であった事は
結構後まで知りませんでした。

アイドル時代の山本さんは未だに見た事はありませんが
専業声優になる直前に
山本さんが里見浩太朗さんの『新松平右近』で
野川由美子さんの絵草子屋の小女を担当され
毎回出演されていたのは、初見以来
「いるんだ・・・」と言う感じで毎回チェックしておりました。


気付かないでいたら・・・

2023年03月04日 | 声優列伝

先週、NHKの朝の番組に日髙のり子さんが出演されていました。

日髙さんはアイドル時代から色々な経験を積まれ
それを非常に軽妙にトークにまとめてお話される方ですので
昨年発売された日髙さんの自伝本も非常に読み応えがありましたが
今回のトークも面白く拝見させていただきました。

日髙さんと言えばピーターパンと思っている私ではありますが
分かっている事とは言え、こういう機会だと、触れてもらえないんですよね。

などと申しましたが、実は当日に放送を見て日髙さんが出演されていたのに気付き
慌てて見たと言う状態で
しかも、事情で最後まで見られなかったので
その点は大変悔やまれます。


実は素が一番好み?

2023年02月04日 | 声優列伝

櫻井智さんと言うと
以前は、セイントテールの人と言うイメージが強かったのですが
櫻井さんのYouTubeチャンネルをあるきっかけで見て以来
櫻井さんについて注目をしています。

少し前、櫻井さんがポケモンに出ると聞いたので、見てみましたが
クールながら品のある感じの喋り方の女性キャラで
以前紹介したラジオドラマのまどかさんともまた違った感じで
櫻井さんのイメージがまた変わりました。

ただ、ポケモンを見た後に
櫻井さんのYouTubeチャンネルで素の櫻井さんを見てしまうと
こんな人があんなキャラをやっているのか・・・
と良い意味で、驚かされてしまいます。

櫻井さんの持ち歌の好みについては、以前に記事にしましたが
「笑っちゃうけどスキ!」が一番好きなのは変わっていません。
最近、復帰記念ライブのオープニングを飾った
「また会えたね」を入手して聴いてみましたが
これも良い歌でしたね。


新春声優特番(つばめの本音)

2023年01月09日 | 声優列伝

先日、昭和アニメ声優関連の特番がありました。

一昔前はよくそう言う特番をしていて
茉利さんが出るのでは?と期待しながら見ていましたが
今回は何故か録画しないでしまいました。
茉利さんが万一出演されていて、録画していなかったら
後で激しく後悔した事と思いますが、
結果的には出演無しだったので、痛し痒しと言った所でしょうか?

茉利さんの出演の有無に関係なく
好きな声優陣が取り上げられるのは分かっていたのに
何故スルーしてしまったのかはさておき
後から取り上げられた方を確認した所
故人含めて、昭和アニメ声優の括りなら
大体の方は納得する方は割と多めに取り上げられていたように思います。

ただ、鶴ひろみさんや富山敬さんなんかは入っていたと言っても
取り上げ方があまりよろしくなかったとも聞いておりますが・・・

あと未見ですが、個人的に入っていて欲しかったのが
無理は承知で岡本茉利さんを筆頭に
太田淑子さん、松島みのりさん、井上真樹夫さん辺りですかね。


実現しなかった共演

2022年11月12日 | 声優列伝

鶴ひろみさんが亡くなられて5年が経ちますが
鶴さんと同じように1980年代に大活躍された女性声優の一人が
小山茉美さんでした。

鶴さんと小山さんはお二人とも比類なき個性の持ち主ながら
演じる役のタイプが重なる印象があるからかは分かりませんが
ドラゴンボールもありますし、アラレちゃんに
鶴さんがゲストで出演された事もあるものの
意外と大きい役での共演があったイメージが(個人的には)無いんですよね。

ただ、結構後年になってあるアニメで
鶴さんが母親役で小山さんが(幼めな)娘役を担当された
なんてことはありましたけどね。

ただ、1980年代に製作された『ガラスの仮面』のパイロット版では
鶴さんが北島マヤ、小山さんが姫川亜弓を担当されていて
(実際は勝生真沙子さんがマヤ、松島みのりさんが亜弓を担当)
このパイロット版のまま、実際にアニメ化されていたなら
お二人の共演歴の中でも一番大きい物になったものと思われるだけに
幻の共演となってしまった事は
今となっては惜しまれる所ではあります。


アラレとあかねは名古屋人

2022年08月13日 | 声優列伝

大竹宏さんが亡くなられましたが
大竹さんの代表作の一つが、アラレちゃんのニコチャン大王でした。

ニコチャン大王と言えば名古屋弁で
あの大竹さんの豪快な名古屋弁とニコチャン大王の見た目とが
見事にマッチしていて、大竹さんと言えばニコチャンと思う方も少なくないと思います。

そんな大竹さんの名古屋弁は実はアラレちゃんの共演者で
愛知県出身の杉山佳寿子さん仕込みだったのは
実は最近まで知りませんでした。

ただ、この件で別の所で調べると
小山茉美さんと杉山さん仕込みと言う記述もありまして
小山さんもご存知のように愛知出身ですから
お二人が仕込んだ説の方が信憑性があるのかな?と思います。

アラレちゃんとあかねちん仕込みの名古屋弁がニコチャン大王を
より際立たせたのだと思います。


櫻井さんのまどかさん

2022年05月21日 | 声優列伝

鮎川まどかと言えば、鶴ひろみさんの代表作であり
鶴さんの担当された役の中で、私が一番好きなキャラでもあります。
そんなまどかさんですが、鶴さんが担当される前に
島津冴子さんが一回限りですが、担当された事は
以前こちらで記事にした事があります。

またその折に、島津さんの他にも
櫻井智さんがラジオドラマでまどかさんを担当された事がある
と言う話題も出しましたが
その櫻井さんがまどかさんを担当されたラジオドラマを
先日、某動画サイトで聞く事が出来ました。

元々、櫻井さんと言うと個人的にはセイントテールみたいな
可愛い感じの声のイメージがあったのですが
ドールリカちゃんみたいな凛々しい役所も担当されていますので
そちらのイメージなら
まどかさんに合うだろうと思っていたので、期待しておりました。

実際に聞いてみると
まどかさんらしい強さ、優しさは感じられましたし
特に可愛らしさが感じられる点が
櫻井さんのまどかさんの良い所かな?と感じました。

印象に残っているのが
何のシーンだったで一言「うるさいっ」と囁くように言うシーンで
この「うるさいっ」の可愛らしさは櫻井さんならではの良さだったと思います。

櫻井さんと言えばYouTubeで動画配信をされていて
時折拝見する事もありますが
素の櫻井さんの喋りは結構持ちキャラと違っているからか
何か見ていて、不思議な気分になる事もあります。


松島さんの多彩なイメージ

2022年04月16日 | 声優列伝

以前も似たようなことを書いた覚えはありますが
亡くなられた松島みのりさんは、様々なキャラクターを演じられまして
タイプとしては、大体三種類に大別できるように思います。

一つ目が少年でして、役としては
キン肉マンのミートくんやどろろのどろろ(これは厳密に言うと違う訳ですが)
が印象に残っています。

二つ目がお転婆な少女で
松島さんと言うと、全盛期に得意にされたのが
この手の役回りだったように思います。

代表作のキャンディキャンディは言うまでもありませんが
マジンガーZのさやかさんもお転婆さに女性らしさが融合した感じで
途中降板されたのが惜しいな・・・と感じましたね。
他にもスパンクのせりのちゃんも
このタイプに分類されるのではないかと思います。

あと、タイプはちょっと違いますがてんとう虫の歌のひよちゃん
ドカベンの山田太郎の妹みたいな感じの幼くてお転婆と言う役所も
松島さんの得意とする所だったのではないでしょうか?

三つ目が大人の女性でして
松島さんが大人の女性を演じると
増山さん辺りと似た感じのクールな雰囲気を見せて下さって
結構好きだったんですよ。

アニメで松島さんの大人の女性と言うと何故か思い出すのが
日高のり子さんと原えり子さんでおなじみの
「おちゃめなふたご」のロバート先生でして
あとは、海外ドラマスタートレックのウラ中尉
あるいは、昔のテレビ特捜部でもその手の役(と言うか人物)を
よく演じられていたのを思い出します。

色々挙げましたが
今、松島さんと言われて思い出すのは
お転婆で活発なひよですね。

ひよは、母親同然の月美さんに対しては
ある時は母性を感じたかのように慕ったり
ある時は重荷を背負った月美さんの身を案じたり
普段のお転婆さとは違った面を見せていて
そうした辺りを松島さんが巧みに表現されていた事が
ひよと月美さんの特別な関係性を強調していたように感じました。

松島さん、色々な役を演じていただいて
今までありがとうございました。


ラスボスの二つの顔

2021年12月25日 | 声優列伝

八奈見さんの代表作と言うと
どうしてもギャグ系が多くなりますが
非ギャグ系の代表作も多数あります。

よく知られている所では
伴宙太やドラゴンボールのナレーターってのもありましたし
ゲッターロボGでは珍しく、主人公側のパイロット車弁慶を演じた事もあります。
また、博士系も多く
本当に渋くて、ダンディなマジンガーの弓教授も良かったですし
同じようなキャラで
キューティーハニーのハニーの父親に当たる
如月博士も渋く、こちらも捨て難い所です。

あと、八奈見さんは、ボカンの三悪等のようなコミカルな悪者の他
純粋に悪い役も結構やっていて
ゲッターロボGのブライ大帝やグレンダイザーのベガ大王等がありました。

しかし、ゲッターにしても、グレンダイザーにしても
八奈見さんは一方で善玉側の割と大きい役を演じながら
一方で悪の大ボスってのは
昔はよくある事だったとは言え、かなり無茶な話ではありますね。


八奈見節の魅力

2021年12月18日 | 声優列伝

八奈見乗児さんが亡くなられましたが
八奈見さんの演じた数ある役の中で私が一番好きだったのは
やはり、ボヤやん(ボヤッキー)でした。
ヤッターマン自体が好きですから。

ボヤやんのどこが好きだったかと聞かれたら
ドロンジョ様とのどんどん過激になるやり取りはもちろんですし
茉利さんのアイちゃんとの敵味方を超えたやり取りも良かったと思います。

ただ、あえてまとめるなら
「八奈見節」が堪能できる点、を私は挙げたいです。

代表的な所だと
「ポチッとな」(本当は「ポチっと」と言う場合が多かったのですが)
「全国の女子高生の皆さん」辺りが思い浮かびますが
台詞と言えるのか、微妙な細かい言い回しにこそ
強く八奈見節を感じられるように思います。
例えば、やられる時のやられ声とか独特の言い回しの「まぁー」なんかが
代表的なんですが、文にするとちょっと伝わりにくいので
本編をご覧になっていただければ、分かると思いますが・・・

ボヤやんで、何度見ても好きな台詞の一つが
息もつかせぬ勢いで

「今週のビックリギックリドッキリスッキリ
シャックリボックリガックリメカ」

(24話)

「今週のドッキリくっきりビックリしゃっくりとっくり
ぽっくりギックリそっくりくりくりくり」
(38話)

とやる件でした。

ちなみに、ボヤやんで全開だった八奈見節を
さらにパワーアップさせて登場したのが
ドテラマンのインチ鬼大王だと思っています。

あれこそ完成系だったのではないですかね?