EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ビーハイヴライヴ ポール・ギルバート

2015-07-17 16:41:47 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ビーハイヴライヴ ポール・ギルバート


帯と三つ折りジャケット

昨日、「悪の教典」の頭脳改革アナログ盤を取り上げたのですが、
たまたま、「悪の教典」が収録されたCDを持ってきました。

ポール・ギルバートのギター教則VHSは、2013年の3月11日に取り上げました。

こちらのCDは実際に観客の前で演奏している東京でのライヴ盤であり、
「悪の教典」が最後に収録されているのですが、
「悪の教典#9第一印象パートⅡ」をほとんどそのまま演奏しています。

このライヴ盤が、実際のライヴ演奏の順番に収録してあるものかどうかは、
解りかねますが、
CDそのものは、「悪の教典」の演奏で締めくくられているという事になりますね。

本家EL&Pのアナログ時代の3枚組のライヴアルバムでも、
「悪の教典」が最後に収録されているわけですが、
(当時のライヴでは、その後に、アンコールナンバーとして、「展覧会の絵」が演奏されていたようでもあります。)
90年代になってからの、EL&Pのブラック・ムーンのツアーでは、
「悪の教典#9第一印象パートⅡ」をオープニングの曲として演奏しました。

ご存知の通り、こちらの方はスタジオ盤の完全再現どころか、
曲の途中で別の曲に移行するという、
ファンにとっては、やや不完全燃焼感が残る曲の流れでしたね。

訳詞等を読めば、「悪の教典#9第一印象パートⅡ」を最初に演奏するのは、
これからワクワクするショーの始まりという意味ではふさわしいかもしれませんが、
できれば、後半の方でフル演奏をしてもらいたいというのが、
大方のEL&Pファンのはかない望みだと思います。

ビーハイヴライヴは、アメリカンなロックが、ポール・ギルバートの弾きまくりギターと共に進行していくわけですが、
最後に「悪の教典」を収録する流れは、現時点で、多くのEL&Pファンが本家に望んでも、実現不可能な事を再現してくれた事になりますね。

とは言え、ポール・ギルバートの所属していた「Mr.Big」は、1989年にメジャーデビューを果たしたバンドです。

1991年のバンド最大のヒット曲である「To Be With You」の演奏が、
最高とも言える盛り上がりを見せた後に続いて、
「Welcome Back, My Friends, to the Show That Never Ends」のヴォーカルが聴こえてきても、どよめきの一つもおきず、
オーディエンス全員の眼がキョトンとした状況の中で楽曲が進行している感じになっています。

これがジェネレーションギャップというものなのですね。

この感じは、
本家EL&Pのハイヴォルテージのライヴでの「悪の教典#9第一印象パートⅡ」の、
オーディエンスの合唱とは対称的でありますが、
客層が異なるので仕方ありません。

それでも、このビーハイヴライヴの会場にいた方の1人ぐらいは、
その後で「恐怖の頭脳改革」のCDを聴いたかも知れないです。

以上。

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