音楽専科 1974年 8月号 その2
EL&Pの「恐怖の頭脳改革」を引っさげてのツアーに関しては、
オープニングからアンコールナンバーにいたるまでを網羅した公式な映像が1つもないです。
「恐怖の頭脳改革」が発売された当時に、既にEL&Pファンであったとしても、
多くのファンは、コンサートの様子を音楽雑誌のわずかなグラビアで見て、
レディーズ&ジェントルメンを聴いて、
メンバーの演奏シーンを想像しているのが、精一杯だったのかも知れません。
この頭脳改革ツアー時に、タルカスの大きな模型をステージ上に配置したという話は、
「衝撃のロックトリオ伝」にも少しだけ書かれていたような気がします。
そのタルカスの大きな模型と同一のものかは、はっきりしないのですが、
何年か前に、キースのオフィシャルサイトで、
ステージで使用している時のタルカスの模型の写真がアップされました。
とても、珍しい写真という感じで、アップされていたので、
EL&Pサイドとしても、この時のタルカスの模型の写真を、ほとんど持っていないのかも知れないです。
音楽専科誌掲載の英国でのコンサートのレポートに、
そのタルカスの模型の事が記されています。
ステージの両脇にタルカスが配置されており、
戦車のような足にあたるベルトが動きだすと、
タルカスも動くそうです。
このような記述を読むと、
巨大なタルカスがラジコンのように動いている事を想像してしまいますが、
おそらく、
柱のようなモノの上に、タルカス本体を設置してあり、
ベルトが動くと同時に、左右に身体が動いたり、大砲の部分が可動したりするのだと思います。
その大砲のような腕からは火と煙がもうもうと出るとの事。
煙はともかく、火をどのようにして出しているのか、想像できません。
両足の間には紙フブキが出る仕掛けが施してあるようです。
そして、演奏のクライマックスには、リボンコントローラーを持ったキースとこの怪物タルカスが死闘を繰り広げるそうです。
おそらく、これは死闘と呼ぶに値するほどの、激しいステージである事を、
象徴的に表現しているのだと思われます。
タルカスとキースが死闘を繰り広げるという表現が為されている事に、
何とも時代を感じた次第。
実際にやっていたかは別として、
リボンコントローラーをタルカスに向けて火薬を爆発させ、
通常は、オルガンに突き刺しているナイフをタルカスに向ければ、
死闘パフォーマンスに映ったとも考えられます。
レディーズ&ジェントルメンのジャケットは予算がなくて、
地味なものになったという話でしたが、
人身ぐらいの高さ、あるいはそれ以上の大きさで、
ベルトが可動するタルカスを2台も制作していれば、
ライヴアルバム制作の予算が無くなる一因にはなったかも知れないです。
この時期のEL&Pは神懸かっていたと思われますが、
EL&Pのステージは聴衆の目のみならず、
ライヴのスタッフの目もクギ付けにしていたようで、
きちんとした映像記録を保管しようとする事すら忘却していたのかも知れません。
以上。
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本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。
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オープニングからアンコールナンバーにいたるまでを網羅した公式な映像が1つもないです。
「恐怖の頭脳改革」が発売された当時に、既にEL&Pファンであったとしても、
多くのファンは、コンサートの様子を音楽雑誌のわずかなグラビアで見て、
レディーズ&ジェントルメンを聴いて、
メンバーの演奏シーンを想像しているのが、精一杯だったのかも知れません。
この頭脳改革ツアー時に、タルカスの大きな模型をステージ上に配置したという話は、
「衝撃のロックトリオ伝」にも少しだけ書かれていたような気がします。
そのタルカスの大きな模型と同一のものかは、はっきりしないのですが、
何年か前に、キースのオフィシャルサイトで、
ステージで使用している時のタルカスの模型の写真がアップされました。
とても、珍しい写真という感じで、アップされていたので、
EL&Pサイドとしても、この時のタルカスの模型の写真を、ほとんど持っていないのかも知れないです。
音楽専科誌掲載の英国でのコンサートのレポートに、
そのタルカスの模型の事が記されています。
ステージの両脇にタルカスが配置されており、
戦車のような足にあたるベルトが動きだすと、
タルカスも動くそうです。
このような記述を読むと、
巨大なタルカスがラジコンのように動いている事を想像してしまいますが、
おそらく、
柱のようなモノの上に、タルカス本体を設置してあり、
ベルトが動くと同時に、左右に身体が動いたり、大砲の部分が可動したりするのだと思います。
その大砲のような腕からは火と煙がもうもうと出るとの事。
煙はともかく、火をどのようにして出しているのか、想像できません。
両足の間には紙フブキが出る仕掛けが施してあるようです。
そして、演奏のクライマックスには、リボンコントローラーを持ったキースとこの怪物タルカスが死闘を繰り広げるそうです。
おそらく、これは死闘と呼ぶに値するほどの、激しいステージである事を、
象徴的に表現しているのだと思われます。
タルカスとキースが死闘を繰り広げるという表現が為されている事に、
何とも時代を感じた次第。
実際にやっていたかは別として、
リボンコントローラーをタルカスに向けて火薬を爆発させ、
通常は、オルガンに突き刺しているナイフをタルカスに向ければ、
死闘パフォーマンスに映ったとも考えられます。
レディーズ&ジェントルメンのジャケットは予算がなくて、
地味なものになったという話でしたが、
人身ぐらいの高さ、あるいはそれ以上の大きさで、
ベルトが可動するタルカスを2台も制作していれば、
ライヴアルバム制作の予算が無くなる一因にはなったかも知れないです。
この時期のEL&Pは神懸かっていたと思われますが、
EL&Pのステージは聴衆の目のみならず、
ライヴのスタッフの目もクギ付けにしていたようで、
きちんとした映像記録を保管しようとする事すら忘却していたのかも知れません。
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