ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

宗谷本線紀行

2014年09月29日 | てくてくさんぽ・取材紀行
宗谷本線は名の通り、最果ての宗谷の地へ向かう鉄路。旭川を出ると分岐する支線もなく、一本の鉄路がひたすら北上していく。稚内へ向かう「スーパー宗谷」は、日本最北を走る特急列車。乗りテツにとっての憧れで、天塩川沿いや宗谷の原野の車窓風景は、日本離れした手付かずさが素晴らしい。駅名もそれに連れ、アイヌ語色が濃くなっていくような。車窓からカナの字面の駅名板を眺めるだけでも、ロマンがある。

最北端の駅稚内は終着駅マニア、特に「日本最○○」好きにはたまらない地。行き止まり式駅萌えの私は駅舎外まで続く線路跡の先の、車止めのオブジェが必見。かつてはこの先の北防波堤ドームまで線路がのびていて、道の駅付近に一部残る路盤は廃線跡マニアの守備範囲か。

さらに稚内駅ホームのやや南に見えるのは、日本最北端の踏切。踏切萌えには垂涎だとかで、テツの趣味ジャンルの多彩さを実感する、北の最果ての駅である。