ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@新幹線

2014年03月05日 | ◆一献一品出合い酒
東京駅ナカ売店のグランスタで仕込んだ、澤乃井×缶つまプレミアムかき燻製醤油漬け。遅い時間発の旅路の車中で飲むなら、発地の地酒に着地の特産を合わせた、このコンビが似合う。

多摩川を越え、新横を過ぎるまではパッカンとやらないのが矜恃のはず。それが有楽町過ぎで缶詰を、品川過ぎでワンカップをパコン。奥多摩湧水仕込みと広島県産とのあおり文句に、どうにも抗えない。プレミアムと銘打つだけに、大振りのカキの身は口中でふっくりほどけ、馨しい森の香りが充満。桜チップのスモークの豊かさを、甘めでふくよかなカップ酒で迎えたら、奥多摩から瀬戸内へと味覚が一気にダイブする。揺られ揺られて飲んでつまんで、発地と着地・渓谷と多島海を行ったり来たりの一期一会。

カキにかの地の思いが誘われ、明日明後日と寄りたい店が、頭にどんどん浮かびくる。広島名物多々あれど、燻製ときたらピンとくるあの店。親父の笑顔に会えるかどうかは、そこに至るまでの仕事の進捗具合次第か。一献一品の小さな酒宴、道中天下泰平なり。

瀬戸内てくてくさんぽ1

2014年03月05日 | てくてくさんぽ・取材紀行
東京から新幹線で出かける時は、東京名物を味わえるチャンス。以前に挙げたチキン弁当とあなごめしに並び、深川弁当は常にリストアップの品だ。ふたを開けたとたんに漂うアサリの出汁の香りが、これぞ江戸前のローカル飯って感じ。

そんな逸品の向こうに有楽町のネオンが流れつつ、今月一度目の宿泊取材は広島へ。しまなみ海道から尾道、竹原、呉と、瀬戸内の海を眺めながらの旅路だ。