日々是好食…「おみやげ」のココロ

先週、旅行に出かけていた子供たちが、それぞれみやげを買ってきてくれていた。いつもは買ってくる側なのが、たまに買ってきてもらうのも嬉しく、包みを開ける際にセレクトへの期待や楽しみが膨らむ。

九州に行った息子は長崎ベースで、カステラを松翁軒のにしたのがなかなか玄人好み。卵たっぷりの生地にザラメのざらり厚い甘さが、南蛮菓子起源の地らしい。佐賀の砂糖板菓子も、ショウガの香りが効いている。TDRに行ってた娘は、箱が可愛いシガール風の焼き菓子。バターがたっぷりでガッチリ甘く、テーマパークみやげにしてはなかなか本格的だ。

自分が取材先や旅先でみやげを買う際には、土地のものらしさにかなりこだわる。その影響ありやなしや、子供たちも学校行事や友達とのお出掛けに、まずまずのものを買ってくる。家族へ旅先の楽しさのお裾分け、と思えば、選ぶ気持ちも高まるというものである。