暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

この野郎、

2008-07-11 | 心から
不必要ならば
あなたの内臓を与えてください
生きる飢えでのたうちまわり
細胞は次々と力尽きる
死なないばかりに弱り果てて
ただ生きる渇望ばかりだなんて
まるで末期の老人のよう
それよりもっと手に負えない

肉を食らい生き長らえられるなら
いくらでもいくらでも罪を負おう
一分一秒など寝るだけで
食を冒涜する者が闊歩するのだもの
何かを食らい生き長らえると
だれがだれを証明し得る?

くずれる脂肪を吸い上げたなら
あなたはおそらく嘔吐しよう
その内臓がいらないのなら
どうかこちらへ寄越してください
みにくくあせてそれでもなお
生きたいと願うひとごろしへ

体がますます死んでいく
心が生きれば死屍累累と
うしろに負うものが増えるだけ
疲れたならば寄越しなさい
それでわたしが生きるのならば

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (891)
2008-07-12 15:09:18
愛してます
上辺だけ

徐々に蝕んだ見慣れない
安曇野

気違うのは
総じて僕と君

茫然と自失
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Unknown (鶏卵)
2008-07-16 06:45:50
気はゆきちがい気が違う
ならば
あなたは
だれ?
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