暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

たまには優しいお話を

2018-02-08 | あたたかい
遠く離れた場所からの電話
他愛もない話を続け
あなたよ、少し見ないうちに
老いが進んでいたのだね

時はたゆまず流れを進める
それはけして等しくはないが、
確かに流れ続けているらしい

少しだけ忘れっぽくなったあなたを
笑って見守れるままでいたい
たとえあなたがわたしのことさえ
忘れてしまった日が来ても

まだけして近くはないが
加速度的に線は曲がる
上昇、あるいは下降へと

そばにいれば気付かぬ変化
いつの間にかと気付く変化
時は常に流れているのだ、
自分のことなどわからぬだけで

コメントを投稿