暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

2008-09-12 | 
否定
否定
否定
肯定

「はい、そうです」
「ほんとうですか」
「いいえ、ちがいます」
「どちらなのでしょう」
「どちらでもありません」

おねむりなさい
ふかく、ふかく
おっぽをきられた
とかげはもう
あなたのもとへは
かえらないから

(ゆうらりと揺れる、
水面の上をぼくは眠り、
目覚めてつまさきで水をわたった。
霧のかかった石の森では、
ぽつぽつとぶらさがる骸骨が、
やわらかい風になでられてゆれていた。
すこしぬめる土を踏みしめて、
はだしであることがひどく恥ずかしかった。
歩けば歩くほど体は動かしづらくなり、
ぼくはなんだか眠くなり始めた。)

そうだよ
ううん、ちがうよ
こっくりこっくり
そうだよ
そうだね
みんなそうだ

仮死状態のたましいに
肉体を入れることはできない
できる
できる
できない

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