誰もわたしを救いはしない
それは確かにそのとおり
なぜならわたしは誰一人として
救ったことなどないからだ
救う気さえもないからだ
摂理にあぶれた愛しき愛しき愚者たちは
誰もわたしを救いはしない
かれらの求める救いとは
決して施すものではなく
施されるべき慈愛のしずく
穢れたその身を清めるものは
清浄でなければならぬと目隠しをかけ
もはや四肢も臟腑も必要ではない
清く爛れた魂こそが
わたしとかれらの救いの証
誰もわたしを救いはしない
わたしが誰をも救わぬように
恐れ蔑み情けをかけて
祭壇は静かに燃えてゆく
誰にも向けぬ饗宴のあとには
溶けた鉄くれが転がるはずだ
救いは確かに果たされるだろう
何をも忘れた灰として
それは確かにそのとおり
なぜならわたしは誰一人として
救ったことなどないからだ
救う気さえもないからだ
摂理にあぶれた愛しき愛しき愚者たちは
誰もわたしを救いはしない
かれらの求める救いとは
決して施すものではなく
施されるべき慈愛のしずく
穢れたその身を清めるものは
清浄でなければならぬと目隠しをかけ
もはや四肢も臟腑も必要ではない
清く爛れた魂こそが
わたしとかれらの救いの証
誰もわたしを救いはしない
わたしが誰をも救わぬように
恐れ蔑み情けをかけて
祭壇は静かに燃えてゆく
誰にも向けぬ饗宴のあとには
溶けた鉄くれが転がるはずだ
救いは確かに果たされるだろう
何をも忘れた灰として