暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

電車はクソ

2019-11-05 | つめたい
塵と芥が喚いておるわい
耳を貸すなど無為なこと
あれらをさも生きているなど
思う輩は阿呆なものよ

蟹の泡とも言うてやろうか
多少なりとは心地よかろう
いくら言葉に尽くそうとても
そこらでびゅうびゅう舞っておるよの

声などちいとも聞こえやせんよ
鳴っておるのは風の音じゃろ
足音などもひとつもなかろう
響いておるのは塵の重みじゃ

しかし邪魔っけのする芥じゃ
どがあに押してもびくともせん
そうと思いやわさわさ散って
まるで雲じゃの蜘蛛の子じゃの

塵も芥もなしてこがいに
開けたところでぷかぷかしとる
どうでもええよのどうだってええ
あれらは生きちゃあおらんのじゃ

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