暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

I!

2008-09-10 | つめたい
いいか、貴様らは
縁日屋台の型と同じだ
どれもひとしく細胞を持ち
社会のなかで生かされる
私そして貴様らは
どれもすべて人なのだ
それ以外に何が要る?
個人個人を選別しようと
躍起になるのがそもそも間違い
隣人に気付かれれば良い話
勝手な欲を分散し
公害を撒き散らしたところで
いいか、貴様らはしょせん
ただケモノのヒトでしかなく
目覚めるのも寝るのも自由だと約束されるかたわら
細胞にすべてを操られるのみ

誰がどうあがこうと
ヒトはヒト以外にはならない
それ以上にもそれ以下にも
ならばただ社会に内包され
細胞となり一生を終えるがいい
自律するのも当然の結果
貴様は貴様らにはなれないのだ

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