暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

信教

2008-12-30 | つめたい
わたしの神は
土のうえで性交する
見慣れた唯一神のかずかずも
あまたに暮らす神々も
みなが等しく暮らしている
それらは子を為さない快楽を求め
肉と肉を欲してうごめく
等しく

祈りを知らない子は
生を受けるに値せぬ
あざわらうのはいつも人
信ずるが自由とほほえむのなら
わたしの神はここに見えている
祈りは人を救わない
神に模されつくられたにんげん
わたしの神は
土に臥して腰を振る

腕を広げて声を張る、
ご覧ぜよと高台にのぼり
腕を広げて声を張る、
男は子を産ますため
女は子をはらむため
ただそれだけだと神は仰有る
行為でもって推している
社会を築き人が学ぶものといえば
変態性欲の追求ばかり
なぜならわたしの神々は
しゃべりもせずに悦ぶのみだ
ならばわたしの世界もまた
ただひとつが事実になる


(駄作にもほどがある)

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