ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ディスカバリー

2012年04月23日 | その他

 NASAのスペースシャトル、ディスカバリー、退役することになったそうですね。
 1984年が初飛行といいますから、28年も頑張ったことになります。
 何度も大気圏を飛び出し、また大気圏に突入してきたわけですから、機体はぼろぼろ。
 よくぞここまで耐え抜いたものです。

 あっぱれ。

 これからはスミソニアン航空博物館でその雄姿を展示するそうです。
 それにしても、スミソニアンまで運ぶのに、ジャンボジェット機の上ののっけられて行く姿は仰天しましたね。



 親ガメの上に子ガメが乗って、みたいな様子でした。
 人間でいえば、よいよいのお爺ちゃんを青年がおぶって進むみたいなかんじですかねぇ。
 その様子に、ますます涙を誘われました。

 これからはわが国も独自の宇宙船を造って、宇宙に日の丸をはばたかせてほしいものです。

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さる高貴なご一家の跡取り

2012年04月23日 | 文学

 今日、私が勤める研究機関に、さる高貴なご一家の跡取りが最新の研究成果をご視察におみえになりました。
 私が勤める研究機関には、さる高貴なご一家の跡取りが年に2回くらい、ご当主夫妻が数年に1回訪問されます。
 跡取りの奥様は何年も精神を病んでいて、いつも1人でいらっしゃいます。
 寂しいですね。
 ご当主夫妻は仲良く2人でお出ましになります。

 いつも思うのですが、なんでここまで、というくらい、警備が厳重です。
 そこいら中に千葉県警と皇宮警察のおまわりさんたちがいかつい顔で立っており、研究所内のマンホールやダクトは事前に安全を確認してから封印します。

 我々日本人は、この高貴なご一家を大事にすること過剰に過ぎるように思います。
 しかも分刻みのスケジュールで、下手にご下問もできないような雰囲気です。
 時間が押しちゃいますから。
 なんだか可哀そうになっちゃいます。
 しかも視察の間、宮内庁やら皇宮警察やら研究所の偉い人やら、大名行列のようのじょろじょろ付いてまわって、なんだか滑稽です。

 今日は10時40分から15時23分まで長時間ご滞在。
 昼食は近くのホテルに頼んで用意してもらいます。

 開かれた皇室という古臭い議論に私は与しませんが、もう少し、人間らしい自由な雰囲気を味わってもらいたいと思っています。

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49日法要

2012年04月22日 | その他

 本日は亡父の49日忌法要が営まれました。
 通夜、告別式にくらべてひっそりとした、しめやかなものでした。

 これで亡父は中有の闇を抜けて無事成仏したということになるのでしょうか。
 あるいは転生を果たしたのでしょうか。

 いずれにしろ、名実ともに、この世の者ではなくなったというわけで、感慨もひとしおです。

 3月5日に父が亡くなってから、一ヵ月半で私は体重が6キロも落ちてしまいました。
 何を食っても旨いと感じられず、結果として小食になってしまったためで、いわゆるダイエットめいたことは一切していません。

 しかし内科医は喜んでいましたね。
 早速血液検査だと言って、昨日、血を抜かれました。

 これは亡父が太りすぎた私に警告を発しているものと思います。
 亡父の命に従って、毎日体重計に乗って、リバウンドしないように気をつけようと思います。


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ザ・フィールド

2012年04月22日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今朝も朝一番でホラーを楽しみました。

 とうもろこし畑で案山子が殺人鬼となって人を襲うというコメディー要素たっぷりの「ザ・フィールド」です。

 湖畔で休暇を楽しもうと車を飛ばす男3人と女1人の若者4人。
 途中、フロントガラスにカラスが激突し、ハンドル操作を誤って広大なとうもろこし畑に落ちてしまいます。
 農場主に助けを求めるため、背よりも高いとうもろこしをかきわけて進みます。
 そこで、案山子が襲うのです。
 一応、それらしいいわく因縁が語られますが、この映画の良いところは案山子がありえないほど凶暴に人を襲うこと。
 そして襲われ、殺された者は農場主の家に行ってみずからミシンをつかって案山子の頭を作り、それをかぶって案山子の仲間になり、人を襲うという、ゾンビめいた展開もイカしています。
 案山子を大人しくさせるには頭にかぶったズタ袋を外してしまえばよいというのも笑えます。

 ホラーとしてではなく、ホラー・コメディとして観れば、悪くありません。

ザ・フィールド [DVD]
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リワーク卒業2周年

2012年04月21日 | 精神障害

 明日でリワーク卒業から丸2年が経ちます。

 その後5月から復職し、今現在にいたるまで、体調はおおむね順調です。
 正直、これほどうまくいくとは思っていませんでした。
 年齢のわりに職階が低いのは、精神障害を経験した者としてはむしろ当たり前で、仕事ができることに感謝しなければならないでしょう。

 今思えば、リワーク・プログラムというのは、事務作業の訓練に加えて、ミーティング、各種講義、卒業プレゼンテーションと、けっこうな負荷を加えられました。
 いずれも、社会人としては耐えられなければならない当然の負荷で、だからこそ自信にもなったのでしょう。

 精神障害者のリワーク・プログラムや就職支援が本格化したのはここ5年程度のことだそうで、この5年で精神障害者の就業者数は5倍に増えているとか。
 病気になって良かったとはかけらも思いませんが、病気を理解し、雇用しようという機運がやっと起きてきた頃に発病したことは不幸中の幸いだったと思っています。

 今日はこれから診察があります。
 この2年ばかりは、己が心中のことよりも、仕事の愚痴みたいなことばかり診察室で話しているような気がします。
 しかし精神科医というのは不思議な生き物で、私が仕事の愚痴ばかりで精神的な苦痛を話さなくなったことを喜んでいるように見えます。
 それだけ良くなって、社会人なら誰もが抱える現実的なことに悩むようになったということでしょうか。

 リワーク卒業から2年、リワーク・プログラムスタッフのみなさん、それと何より、苦しい時期を共に乗り越えたリワーク生の仲間のみなさんに深く感謝します。
 さらに、リワーク通所を快諾し、承認の判をついてくれた職場の上司と主治医にも、感謝の誠を捧げます。

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ベビー・ルーム

2012年04月21日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 朝からスペインのホラーを鑑賞しました。
 「ベビー・ルーム」です。

 子どもの誕生を機に古いけど豪華な一戸建てに超してきたファンとソニアの夫婦とその赤ちゃん。
 子ども部屋から異音がするというので、子ども部屋に赤外線監視カメラを設置し、夫婦の寝室から見えるようにします。
 すると、黒い服の男が侵入しています。
 角材を武器に子ども部屋に乗り込むファン。
 しかし、誰もいません。
 気が狂わんばかりに憔悴し、おかしな言動を始めるファン。
 そんな夫に恐怖を感じ、ソニアは赤ん坊を連れて実家に帰ってしまいます。

 よくある悪霊が取り憑いた古い家の話かと思いきや、そうでもありません。
 肉眼では見えませんが、カメラを通じてみると、この世ならぬ存在が、夜な夜な妻と子を殺害している様子が観られます。
 大量のカメラとモニターを購入し家中を監視するファン。
 すると驚いたことに、殺人鬼はファンその人であり、犠牲者は愛する妻と子であることが判明します。
 ファンは未来の映像だと信じますが、心霊現象の専門家は、あまたあるパラレルワールドの一つが境界を破ってこの世に現われようとしており、境界を破る鍵=監視カメラを破棄するよう警告します。
 しかし、時すでに遅し。
 怖ろしい結末が待っているのです。

 恐怖シーンを淡々と描くところが、よけい怖ろしかったですねぇ。
 それにしても最近のスペインのホラー、「レック」シリーズといい、「スペイン一家監禁事件」といい、「ファニー・ゲーム」といい、飛ぶ取り落とす勢いの快進撃ですねぇ。
 これからもスパニッシュ・ホラーから目を離せません。

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くたびれた

2012年04月20日 | 仕事

 今日はなんだか慌ただしかったですねぇ。

 午後は会議が2本。
 13時から15時までと、15時30分から17時まで。 
 
 午前中は会議資料の作成に追われました。

 その間、問い合わせや小さな打合せ。

 こんな日もあるんですねぇ。
 ふだんは余裕あるのに。
 
 それでも残業にならないのだから良い気分です。
 むしろ爽快な疲労と言えるでしょう。

 

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穀雨

2012年04月20日 | 文学

 今日は穀雨。

 田畑の準備が整った頃の春雨を指しています。
 今日、首都圏はどんよりと曇っていますが、週末は雨が降るような予報が出ています。
 穀物にとって実りの雨になってほしいものです。

 春雨や もの書かぬ身の あはれなる  与謝蕪村

 いかにも物書きらしい句ですね。
 雨の一日、ものも書かずにのんびり暮らすものぐさの心地よさを詠んだものでしょうか。
 あるいは、読み書きができないと雨の日は退屈だ、という意味でしょうか。
 前者に軍配が挙がるでしょうねぇ

 春雨の かくまで暗く なるものか  高浜虚子

 これは素直に読みたいですねぇ。
 春雨というのはびっくりするほど暗くなりますからねぇ。

 今年は春の歩みが遅く、いつまでも冬を引きずっているような感じがしていましたが、少しづつでも、確実に、春は訪れているのですねぇ。

蕪村句集 現代語訳付き     (角川ソフィア文庫)
玉城 司
角川学芸出版
虚子五句集 (上) (岩波文庫)
高浜 虚子
岩波書店



虚子五句集 (下) (岩波文庫)
高浜 虚子
岩波書店

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神社倒産

2012年04月19日 | 社会・政治

 神社が倒産するなんてこともあるんですねぇ。
 初めて聞きました。

 倒産したのは、青森県の弘前東照宮だそうです。

 1617年に創建されたという由緒正しい神社で、1628年に建立された本殿は重要文化財に指定されており、売りに出されるそうです。



 原因は、先々代の神主が隣接する結婚式場に過大投資したとのことですが、倒産にいたる前に氏子に寄付を募るとか、何かやりようがなかったんでしょうかねぇ。

 それにしても重要文化財の神社本殿なんて、誰が買うんでしょうか。
 文化庁とか地元自治体とか、公的な機関に購入してもらって、そのまま神社を残してほしいですねぇ。
 どっかに移築とかでは神社の意味がなくなっちゃうし、歴代の神主や氏子にも申し訳が立たないというものです。

 慣れない商売なんぞに手を出すものではありませんねぇ

 やれやれ。 

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頓珍漢?

2012年04月19日 | 社会・政治

 今朝の某新聞のコラムにもありましたが、北朝鮮の核武装が話題に上がると、なぜか外国人は日本の核武装が心配だ、と頓珍漢にも聞こえる発言をします。

 しかしよく考えてみると、それは至極当然のことです。
 
 先般北朝鮮はミサイル発射実験に失敗しましたが、金正恩体制が続くかぎり、何度でも実験を繰り返すでしょうし、いずれは核ミサイルが米国本土を射程におさめる能力を持つでしょう。

 その時、米国とわが国はどういうオプションを選ぶでしょうか。
 そしてお隣、韓国は?

 おそらく、北朝鮮の核ミサイルが米国にまで届かないと分かり切っている場合、米国は北朝鮮がわが国を核攻撃したとき、躊躇なく、北朝鮮に報復の核攻撃を仕掛けるでしょう。
 しかし北朝鮮が米国本土へ届く核ミサイルを持っているとなると、いささか話が違ってきます。
 日本が核兵器で攻撃された場合、米国は自国が核攻撃を受けるリスクを犯してまで北朝鮮へ報復するでしょうか。

 はなはだ疑問と言わざるを得ません。

 そうなると、北朝鮮の核ミサイルが米国を脅かす能力を持ったとき、わが国は米国の核の傘に守られているのか不安を感じ、この不安を払拭するため自ら核武装するオプションを選択せざるを得なくなるように思います。

 元々中国やロシアなど、隣国に核大国を抱えながら、これまでわが国が核武装をせずに済んだのは、核戦争というのは世界大戦にならざるを得ず、その際には米国と心中だ、という意識があったから。

 しかし脅しのため、小型の核兵器を限定的に利用するということの現実味が、冷戦終結以降とみに高まってきました。
 まして北朝鮮のような小国でありながら鼻息だけは荒い国においては特に。

 人間というもの、誠に誠に争いが好き。
 人間の本性に鑑みれば、不本意ながらわが国の核武装も時間の問題でしょうねぇ。

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尖閣諸島お買い上げ

2012年04月18日 | 社会・政治

 石原慎太郎都知事尖閣諸島のうち個人が所有する魚釣島・北小島・南小島を都が買い取るために交渉中だと明しました。

 びっくりしましたねぇ。
 まさか一自治体が国際的に問題がある島を買い取るとは。

 明治28年に実業家の古賀辰四郎が国から無償貸与を受け、その後200人あまりが開拓にあたり、鰹節工場などが操業していたようです。

 昭和7年には古賀の長男善次が1万5千円(今でいうと2,500万円くらい)で島を国から買い取り、没後は善次の妻が所有、1970年代に埼玉に住む友人に4,600万円で売り、現在に至っているそうです。


尖閣諸島です。
 
 現在は国が島の所有者に毎年2,450万円ほどの賃貸料を払って借りているそうですが、都が所有者になったら、今度は国は都から借りるんですかねぇ。

 それならそんなややこしいことはせず、国が買い上げるのがすっきりすると思います。

 都は10億円とも15億円とも言っていますが、海底に莫大な資源が眠っていることがほぼ確実ということですから、中国や台湾に売ろうとすれば、100億円でも200億円でも払うでしょうね。

 都が購入すればそれは阻止できるわけですから、都民のためにというより、日本国民のためになるお買い物です。

 官房長官、この話を知って慌てたらしく、「国が購入することもありうる」と言いだしましたね。

 この買い物話を発表するとき、石原慎太郎知事は、「これで政府にほえづらかかせてやる」と言ったそうですから、国が動かないことに相当イラついていたと思われます。

 石原慎太郎と言う人、震災で発生した瓦礫受入れに反対する声に「黙れっ」と一喝したり、すっかりわが国を代表する頑固親父になってしまいましたね。

 痛快なような、頼もしいような気がします。

 石原慎太郎都知事ももうじき80歳。
 老骨に鞭打って、よく働きますねぇ。
 でももうそろそろ引退させて差し上げたいですねぇ。
 

 人生の最後くらい、好きなヨットにでも乗って、クルージングでも楽しまれたらいかがでしょう。

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リバイブ

2012年04月18日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜は久しぶりにDVDを鑑賞しました。
 悲恋と狂気の実験を美しくからめた佳作「リバイブ」です。

 大学院で医学を学ぶ若き医学者、ニコラスは、日々、人間の寿命を延ばすため、マウスを使った実験を繰り返しています。
 しかし実験は失敗続き。
 マウスを12匹も殺してしまいます。
 マウスの寿命を延ばすために使っているのは、オーガズムの泉とも呼ばれる物質。
 性的絶頂に達した時や死亡直後に大量に分泌される脳内麻薬をマウスに投与するのです。
 ある時、やけくそになって死亡したマウスにこの脳内麻薬を投与したうえ電気ショックを与えたところ、マウスが甦ります。
 偶然の発見に狂喜するニコラス。
 私生活では、幼馴染で絵描きを目指すジェニファーという美女と付き合い始め、研究者としても、1人の若い男としても、充実感に満ちた日々を送ります。
 しかし、悲劇が起きます。
 ジェニファーの親が所有する山荘にニコラスとジェニファー、それに親友のカップルの4人で出かけます。
 その晩ジェニファーは山荘に隣接する湖に誤って落ち、溺死してしまいます。
 悲嘆に暮れるニコラス。
 そしてふと、あの死亡したマウスが甦った実験を思い出します。
 死亡直後8分間だけ大量に分泌される脳内麻薬を入手するため、売春婦を殺害し、ジェニファーを甦らせることに成功します。
 しかし甦ったマウス、数日たつと凶暴性が高まり、共食いをしてしまいます。
 甦ったジェニファーが正気でいられるのは一日だけ。
 狂気を帯びたジェニファーをニコラスは泣く泣く殺害したうえで、また脳内麻薬を入手するための殺人を犯し、またジェニファーを甦らせ、甘美で切ない一日だけの逢瀬を楽しむのです。

 ジェニファーの事故死に関わる謎、悲劇的な結末、力強い映画で、楽しめました。

リバイブ-死者蘇生- [DVD]
スティーブ・サンドヴォス,ニコル・ヴィシャス,ラリー・セダー
ビデオメーカー

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人肉パイ

2012年04月17日 | 社会・政治

 ブラジルで51歳のネグロポンテなる男が、妻と愛人と共謀のうえ、若い女性二人を殺害、遺体の一部を食したというニュースが飛び込んできました。

 ネグロポンテ「頭の中の声にしたがった」「二人を浄化するために食べた」などと意味不明の供述をしているそうです。

 怖ろしいのは、ネグロポンテの妻。
 妻は地元でミートパイ作りの名人と知られており、遺体をつかって人肉パイを作り、これを打っていたというのです。
 そうとは知らず、人肉ミートパイを食ってしまった人が大勢いるようです。

 二人の若い女の他にも、10人くらい殺害して食ったことをほのめかしており、誠に怖ろしい事件と言わざるを得ません。

 人肉パイといえば、映画「スウィーニー・トッド」を思い出します。
 理髪師が客の首を裂いて殺害し、仲間の女がミートパイを作り、以前は閑古鳥だったミートパイ屋が大繁盛するのです。
 よく猛獣が人肉の味を覚えると繰り返し人を襲うと言いますから、きっと旨いんでしょうねぇ。

 わが国ではパリ人肉事件の犯人、佐川一政が責任能力なしと認められて無罪放免となり、カニバリズムの大家を自称して、事件のことを「霧の中」という小説にまとめたりしてマスコミで遊んでいますね。
 許しがたい暴挙です。

 ただ、ある一定数、人の肉を食いたい、という強い願望を持っている人がいることは確かなようです。
 そんなやつに狙われたらたまったものではありません。
 自衛のため、武道でも習いましょうか。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)
ジョニー・デップ,ヘレナ・ボナム=カーター,アラン・リックマン,ティモシー・スポール,サシャ・バロン・コーエン
ワーナー・ホーム・ビデオ
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佐川 一政
彩流社

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単眼

2012年04月17日 | 思想・学問

 今朝某新聞のコラムを読んだところ、妖怪のことが書かれていました。

 その中で私が衝撃を受けたのが、お馴染み、一つ目小僧の由来です。






 柳田國男は妖怪を山の神が零落した姿であるとし、「山の神は眇(すがめ)である」という伝承を持つ地域があり、眇は俗に「目が一つ」という言い方をされることから、これも山の神霊を起源とするものであることを示唆しているそうです。

 そうかもなぁ、と思って読んでいたら、古代の神の生贄として供された者は、逃げ出さないように片目片足を損じられ、その姿が一つ目小僧の元になったのでは、と書かれており、民俗学に疎い私はびっくりしたわけです。

 神様に生きた人間を生贄として捧げるというのはずいぶん乱暴な行為です。
 その上生贄に選ばれた者が逃げ出さないように、しかし生活できるように片目と片足を潰してしまうとは、まさしく悪魔の発想ですねぇ。 

 医学的には、単眼症という症例がまれに見られ、これはいわゆる一つ目だそうです。

 よく言われることですが、猛獣よりも幽霊よりも妖怪変化よりも、なにしろ人間が怖ろしいですねぇ。

妖怪談義 (講談社学術文庫 135)
柳田 國男
講談社

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セービング・フェース

2012年04月16日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

  以前、このブログでパキスタンやトルコで日常的に行われているという婚前交渉を行った実の娘を殺害する名誉殺人などの女性虐待について紹介しました。

              ↓
http://blog.goo.ne.jp/tobiomasahiro/e/0188b3b9bf71362901e228b615bc01aa

http://blog.goo.ne.jp/tobiomasahiro/e/9f039b7adfaf5cfa6d38e9b9f81c778c

 またもや、いやになるような風習を知りました。
 米国でドキュメンタリー部門のアカデミー賞を受賞した「セービング・フェース」によって。
 「顔の救済」とも訳されるこの作品、あまりに凄絶です。

 パキスタンでは、求婚したのに断られた男や、妻が不貞を働いたと思いこんだ男が、相手の女の顔に硫酸をかける事件が頻発しているというのです。
 硫酸をかけられた女は、顔を布ですっぽりと覆い、外に出ることもなくなり、泣き寝入りするのが常だとか。

 パキスタンで売春婦をしていた女がお金持ちの客に見染められ、結婚したそうです。
 結婚後ほどなくして夫から妻への暴力がエスカレート。
 妻は母親の家に逃げましたが、就寝中に夫が押し入ってきて妻の顔へ硫酸をかけたそうです。
 鼻はつぶれ、口がふさがり、窒息しかけたところ、ストローを口にさしこまれてかろうじて息をし、生き残ったそうです。
 妻はイタリアで38回もの整形手術を受け、やっと唇が動くようになったそうですが、世をはかなんで飛び降り自殺。
 享年33歳だったそうです。

 夫はというと、起訴はされたものの父親が元州知事という名門一家だったためか、目撃者が次々と証言を撤回、無罪を勝ち取ったそうです。

 男女差別もここまでいくと馬鹿げていますねぇ。
 男と女の違いよりも、個人差のほうがはるかに大きいのに。
 同じ人間で、どうして性別によって扱いがこんなに違うのか不思議です。

 私の職場は女性の正職員が多く、昇進にも差が無いので、よけい不思議に感じます。
 ていうか同年齢で勤続年数も同じで能力もほぼ同等の場合、男女差別だと責められるのを避けるため、女性を先に昇進させる傾向すらあります。

 世の中には外で働くのが向いている女性もいれば、会社の仕事では使い物にならない男性もいます。

 すべては男女差ではなくて個人差なのだと、肝に銘じることが求められます。

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