ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

頓珍漢?

2012年04月19日 | 社会・政治

 今朝の某新聞のコラムにもありましたが、北朝鮮の核武装が話題に上がると、なぜか外国人は日本の核武装が心配だ、と頓珍漢にも聞こえる発言をします。

 しかしよく考えてみると、それは至極当然のことです。
 
 先般北朝鮮はミサイル発射実験に失敗しましたが、金正恩体制が続くかぎり、何度でも実験を繰り返すでしょうし、いずれは核ミサイルが米国本土を射程におさめる能力を持つでしょう。

 その時、米国とわが国はどういうオプションを選ぶでしょうか。
 そしてお隣、韓国は?

 おそらく、北朝鮮の核ミサイルが米国にまで届かないと分かり切っている場合、米国は北朝鮮がわが国を核攻撃したとき、躊躇なく、北朝鮮に報復の核攻撃を仕掛けるでしょう。
 しかし北朝鮮が米国本土へ届く核ミサイルを持っているとなると、いささか話が違ってきます。
 日本が核兵器で攻撃された場合、米国は自国が核攻撃を受けるリスクを犯してまで北朝鮮へ報復するでしょうか。

 はなはだ疑問と言わざるを得ません。

 そうなると、北朝鮮の核ミサイルが米国を脅かす能力を持ったとき、わが国は米国の核の傘に守られているのか不安を感じ、この不安を払拭するため自ら核武装するオプションを選択せざるを得なくなるように思います。

 元々中国やロシアなど、隣国に核大国を抱えながら、これまでわが国が核武装をせずに済んだのは、核戦争というのは世界大戦にならざるを得ず、その際には米国と心中だ、という意識があったから。

 しかし脅しのため、小型の核兵器を限定的に利用するということの現実味が、冷戦終結以降とみに高まってきました。
 まして北朝鮮のような小国でありながら鼻息だけは荒い国においては特に。

 人間というもの、誠に誠に争いが好き。
 人間の本性に鑑みれば、不本意ながらわが国の核武装も時間の問題でしょうねぇ。

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