ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

お帰り 寅さん

2019年12月30日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は冷たい雨が降っていました。
 雨の日に大掃除という気分になれず、映画館に出かけました。

 「男はつらいよ お帰り 寅さん」を観ました。



 私が寅さんを観るようになったのは、渥美清が亡くなってから。
 それまでは興味が無かったのですが、渥美清の訃報を受けて興味がわき、ビデオで観るようになりました。
 観てみると寅さんのしゃべりにうっとりして、全作品を観てしまいました。

 で、今回の「お帰り 寅さん」

 物語の中心は、満男と、高校時代の恋人である泉が何十年ぶりかで再会し、二人は恋情を抱き、それぞれ家庭があるゆえ、それを友情に昇華させる、というもの。

 満男が寅さんの思い出に耽溺し、数々の寅さんとのエピソードを回想します。

 その回想シーンが頻繁に登場し、寅さんの場面が映し出されます。
 映画では、寅さんが亡くなったとも生きているとも語られません。

 ただ、映画全体からにじみ出る寅さんへの追慕の思いは、寅さんが亡くなっていることを示唆します。

 映画全体から、ノスタルジックな雰囲気が醸し出されます。
 そしてまた、年老いたさくら夫妻や、タコ社長が亡くなっているなど、長い時の流れを感じさせ、人は必ず老いていくのだ、という冷厳な事実を突きつけます。

 ラストシーンで、オランダに住まいし、国連で仕事をする泉を成田空港から送り出し、傷心の満男が寅さんとの思い出に浸りつつ、涙する場面は、あざといといえばあざといですが、観る者の心を打ちます。

 これまでの寅さんのような、笑いを中心とした映画とは、一線を画しています。

 これまでのような寅さん映画を期待すると肩透かしを食いますが、多分、このようにしか、制作できなかったのでしょう。

 映画が終わって、少々虚脱気味の私は、そごう千葉店に入っている喫茶店で、ビーフカレーとスープ、それにサラダと珈琲のセットを食しました。
 牛肉がゴロゴロ入ったここのカレーは、私のお気に入りです。

 その後そごう千葉店でウォーキングシューズを購入。
 今履いている靴が大分くたびれてきましたので。

 そごう千葉店内をしばし冷やかし、地下で中華弁当を購入して帰宅しました。

 明日は大晦日。
 明日こそは掃除をしましょう。

 
 


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