ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

伝説の巨人

2014年02月12日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

  Paul Bunyan(ポール・バニヤン)という伝説の巨人をご存知でしょうか?

 「民間伝承事典」では、以下のような説明がなされています。  

 ポール・バニヤンはアメリカ入植者たちの民間伝承に登場する巨人。
 
伝説の樵(きこり)。
 生まれたときから8メートルという巨体で、毎日、50頭分のウシの乳を飲んだという。
 いつもベイブという巨大な大きい青いウシを連れているという。樵を生業とするようになるが、ポール・バニヤンが木を伐採すると1日で山が丸裸になってしまうという。
 
アメリカにあるたくさんの湖や山、川などは彼が造ったとされることがある。
 五大湖を水で満たそうとして水を運んでいたとき、誤ってベイブが桶をひっくり返してしまったが、そのときには、大慌ててで川をつくり、水害を食い止めたとされる。
 それが現在のミシシッピー川なのだという。
 ミネソタ州にはポール・バニヤンとベイブの像が飾られている。

 要するに、ビッグ・フットとかイエティとか呼ばれる怪物の原型でしょうね。

 昨夜はこのポール・バニヤンを主人公にした怪物パニック
映画「アックス・ジャイアント」を鑑賞しました。



 
山奥でひっそりそ暮らしていたポール・バニヤン。
 ねぐらの洞窟近くには、親友だった牛のベイブの墓があり、彼はそれを何より大切にしています。

 ところがある時、軽犯罪を犯した少年少女たちを連れた刑務官とカウンセラーが更生プログラムのために山を訪れ、キャンプをすることに。そのうちの一人が、偶然見つけたベイブの角を持ちかえってしまい、温厚なポール・バニヤンが激怒。
 若者たちを惨殺して回りますが、見回りに来た保安官がこれを阻止せんと銃で立ち向かいます。

 最後は村人総出でライフルや機関銃を持ち、彼を殺してしまいます。

 怪物に感情移入して切なくなってしまう、という古典的な作りで、ゴシック・ロマンの系譜を色濃く感じさせるノスタルジックな感じです。

 映像はチャチで嘘くさいですが、それが余計怪物の悲しみを現わしています。

 まずまず楽しめました。

アックス・ジャイアント [DVD]
ジョー・エステヴェス,ダン・ハガティ,トーマス・ダウニー,ティム・ラヴレース,アンバー・コナー
アメイジングD.C.

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