今日はナイト・シャラマン監督の「スプリット」をDVDで鑑賞しました。
スプリット ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] | |
ジェームズ・マカヴォイ,アニヤ・テイラー=ジョイ,ベティ・バックリー,ヘイリー・ルー・リチャードソン,ブルース・ウィリス | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
3人の女子高生が何者かに誘拐され、監禁されます。
犯人は23もの人格を持つ多重人格者。
といっても、映画では5人くらいの人格しか登場しないので、混乱に陥ることはありません。
23人は、それぞれ互いを認識しあい、全員が椅子に座って、照明があたるのを待っている、という状態。
照明があたると、人格として登場するわけです。
で、照明を支配していた人格に反抗する3人ほどの人格が、24番目の人格の登場を確信し、待ちわびています。
24番目の人格、ビーストこそ、知力・体力が人智を超える能力を持ったいわば超人。
そしてビーストが現われ、女子高生3人の運命やいかに、というお話。
元々の人格であり、長いこと眠り続けているケビンの虐待の記憶、そして3人の女子高生のなかで特別な感じがし、唯一生き残る少女の虐待の記憶が、サイド・ストーリーとして効いています。
緊張感のある映画で、魅せます。
ただ、この監督の映画は大抵そうですが、どこかあざとい感じがします。
どうだ、面白いだろう、びっくりしただろう、というような。
そのあざとさを克服したとき、とんでもない大監督に化けるかもしれませんね。