ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ゲートボールからパークゴルフへ!ジジババからシニアへ!!

2018-04-15 10:04:33 | アート・文化

 通ってるジム、周囲にゃパークゴルフ場が広がってる。こっちはマシンでランニング、ガラス隔てた外じゃ、やってる、やってる何グループも、芝生のコースを回ってる。4月にコースが開放されてからは連日大盛況だ。

 ゴルファーはプレイに夢中、建物の中でしこしこぜぇぜぇ走ってるジイサンなんかにゃ見向きもしないんだが、こちらからは嫌でも彼らの様子が丸見えだ。見るともなしに眺めていて、気が付いた。

 そうだ、ゲートボールって、最近流行らねえよなぁ、って言うより、やってる人、いるのか?さっぱり見ないぜ。完全に廃れちまったんだろう、きっと。まぁ、以前から競技の加熱でメンバー同士がいがみ合うとか、問題指摘されてたから、きっと一時の熱も急速に冷えて行ったんだろう。

 その後を継いだのがパークゴルフなのか?一部年寄り連中にゃなかなかのブームになってるようだ。そうなぁ、たしかにゲートボールよりゃイメージいいよなぁ。プレーエリヤは広いし、芝生敷きだし。用具にしてもゲートボールはダルマ落としのハンマーだろ。パークゴルフは、ヘッドはでかいがクラブはドライバーだもの、カッコよさは歴然の差だ。

 各自が自分の力量に合わせて自由に楽しめる、ってとこも、競技ゲートボールの殺伐感とは反対の大らかさなんだろう。見てる限りだが、実力の差なんてあまりないんじゃないか?それとも、ハンデみたいなもんもできてるんだろうか?一応、パーのスコアとかは決まっているようだけど。広い空間を歩いて、思いっきりボールをかっ飛ばして、ホールを狙う緊張感もある。パークゴルフの方が、どうしたって勝ちよ。

 プレーするジジババ見ていて、気がついた。恰好がずいぶんお洒落なんだよ。特に女性は、パークゴルフウェアみたいなのがあって、スタイルもどうやら出来上がってるみたいなんだ。帽子もサンバイザーだったり、つば広ゴルフ帽子だったりするし、腰には必ず専用のウェストポーチ。クラブ持つ時だって、手づかみになんてしない。小脇に抱えて一流のゴルフプレーヤーみたいだ。ゲートボールは服装って言えば、普段着だったり、学校体育的なジャージだったりだったから、こりゃ大違いだ。交通手段だって自転車じゃなく自動車になった。

 そうか、そうか。年寄りも変わったんだ!われわれ団塊世代が高齢者の仲間入りして、ジジババの流儀も変化したんだ。ジジババからシニアへ、ってわけさ。よりお洒落に、より健康的に、地域一体型から仲間小グループ型へ。ゲートボールからパークゴルフへの移り変わりの中に、高齢者の意識や在り方の変化が見て取れるってことさ。 

 よしっ、そんじゃ今度クラブ握ってみっか?

 なんて気持ちには全然ならない。あれでスポーツって言えるのか?ただの散歩じゃねえの。運動てのはさ、ぎりぎり筋肉や心肺酷使して、びっしり汗かいて、自分の限界と向き合うものなんだぜ、なぁんて、悪たれ口叩きながらマシンの上、ハツカネズミになりながら喘ぐのさ。

コメント
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