ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

どら焼き修行!

2018-04-04 10:10:41 | 食べ物

 小豆の選別、やっとこ終わった。って言っても神さんが夜なべ仕事でやってくれた。だめなんだよなぁ、こういう細かくて根気のいる作業は。一昨年は枝がらみ収穫して、そのまま小屋に放ったらかしておいて、カビと虫食いにほぼ全滅と悲惨な有様だったが、今回は、畑の段階で莢をもぎ取って収穫したので良い小豆ができた。

 そんじゃそれ煮てアンコ作りか?いやいやそうはいかない。まだ一昨年の小豆が残ってる。まずはこいつの処分からだ。農家はなかなか取り立て新鮮にはありつけない。去年学んだレシピを守ってまずは餡作り。ちょい、古びた香りは残ったが、美味しくできた。さて、これをどう食うか、だ。

 水溶きした小麦粉をクレープのように焼いて、中央に棒状の餡をおいてくるりと巻く。アンコ巻きってお好み焼きなんだが、今でもやってるかねぇ。そうそう、餡と一緒にあんずのシロップ煮を入れてたなぁ。誰が考えたアイディアだったのか。実家がお好み焼き屋も経営してたんだが、なぜか、これしか記憶がない。息をひそめて焼きあがるのを心待ちした記憶がある。香ばしい匂いだって思い出す。

 だが、そいつぁ、お菓子なんてもんが高根の花だった終戦直後のお話し、今頃、アンコ巻きでもないよな、ここはやっぱりオーソドックスにどら焼きだろう。

 まずはネットでレシピを探す。最近、麻婆豆腐がどうも上手く行かず、ものは試しと陳健民さんのレシピを見つけて作ってみたらこれがバカ美味!やっばり名だたる料理人は違う!といたく感服。それ以来、レシピは料理人や研究家の名入りページを利用するようにしている。今回も、なんとかさんとかのレシピを参照。

 ったって、小麦粉に砂糖とベーキングパウダーを混ぜ、牛乳で梳いた卵に入れてドロリ種を作って焼く、それだけのこと。おっと、味醂が入るってのが秘策、てほどでもないか。

 えいっ、面倒だ、と、粉を一気に入れたら案の定、ダマできて、あっ、こりゃまずい!30分ほど置いてできるだけダマを抑えてフライパンで焼いた。ダマがある分、種は柔らかめ、あれれ、丸くならんじゃないか!まっ、これはこれ、楕円形だっていいさ、折って柏餅みたいに挟めばいいんだから。

 うん、味の方はなかなかだ。ふっくら感はまったく不足だが。それでも焼き立てに餡を挟んで食べれば、これはこれで絶品!卵1個分作ってできたどら焼きもどきは4個。2個は冷蔵、2個は冷凍、これで数日間、おやつはどら焼き、いいねぇ、幸せだねぇ。

 2度目の挑戦、今度の狙いはダマを作らぬことと、レシピも変えてみようか。小麦粉の量は同じで卵が2個入るって別の料理家のおすすめで作ってみた。たしかに、焼き上げた皮の味わいは高級感が増した。でも、やっぱり固い。それと焼いた表面が全然どら焼きっぽくない。失敗したホットケーキみたい。今回も仕上がりは4個。

 先2回の試作、アンコだけはたっぷりと詰めたが、それでも、冷蔵庫に餡が残っている。煮てからそろそろ2週間、このままだとカビが生える。せっかくの餡、無駄にしたかないよな。じゃ、も一度どら焼き挑戦だ。

 またまた、別の名ある先生のレシピ。だが、今回は味の方も先2回に敵ない不満の出来だった。もちろん、焼き色はどら焼きになってない。もそもそと口の中でもたつく。がっかりだ、が、もったいない、何日かかけて食べきった。

 よしっ、再度挑戦だ!4度目だ!と、気合いを入れたら、餡がなくなっていた。やれやれ。大切なアンコ、最後まで食べつくせたのは良かった。でも、どら焼きにはついにたどり着けず、不満もやもや。今度こそ、グレーテルのかまどのレシピで、温度調節可能な電熱調理器で焼いてやろうと気合い入れた。

 でも、次にアンコ炊くのはいつだろうなぁ。気温も上がって、ストーブも火を落とすことも多くなってきてるしなぁ。

 

 

 

コメント
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