ステージおきたま

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フルマラソン完走!これで今年も頑張れる:おやま思川ざくらマラソン大会

2018-04-09 08:37:17 | ランニング

 シーズンの頭からフルマラソン、こりゃちょっとプレッシャーだよなぁ。できれば、ハーフ、1,2回走ってからフルに挑戦って行きたいところだが、4月以降にフルの大会なんてほとんどないんだよ、マラソンシーズン終わりの時期だから。こっちじゃこれから開幕だって言うのにね。

 冬場ってことで、ジム走りばっかり、外で長いの走ったのは、なんと10日前に3時間走1度だけ!これどう見たってトレーニング不足だろ。体力落ちてるってわかっちゃいるのに、直前の木曜、金曜にZUMBA、金曜なんて夜だぜ!大丈夫なんかい?なのに、前日は東京でうろちょろ。新橋から赤坂までえいっ、歩いちまえ!ついでに劇場、赤坂レッドシアター、周辺もほっつき歩いて、芝居見た後、宿は宇都宮線で北へ戻って小山。なんと16000歩も歩いてた。距離にして21キロってマイガーミンも呆れてた。

 小山の大会は2回目、でも、今年からフルにランクアップしたので、初めてって言ってもいいのかな。コースの大部分が、思川と渡良瀬川の土手を走る。道路際に植えられた桜並木が呼び物なんだが、ことしの桜前線、猛スピードだもの、葉桜に近く残念な姿だった。仕方ないよ、天候ばっかりは。その分、菜の花、こちらは盛り、土手ののり面一面に見事な黄色のさざ波、その中を行くランナーたち、ちょっといい絵になっていた。

 さて、レースだ。心配は強風、朝から夕方まで風速は5メートルの予報。それも、土手上だろ、もろだよ。往路18キロくらいまでは斜め前からの向かい風。あっ、こりゃとてもじゃないが、記録は期待できないな、5時間切れれば御の字だ。後半どうせ足止まるから、せめて前半くらい狙いのペースで行こう、ってことで、風を受けてきつかったが6分15秒前後をキープ。

 中間地点は渡良瀬遊水地。巨大な人造湖を左右に見ながら走る。この水底に谷中村が沈んでると思うと、いいのか、こんなお遊びで通らせてもらって、なんて心の中で疚しさ感じながらも、風も追い風に変わり、快調な足取り。さらに、道路わきの防風林が横風も遮ってくれて、こりゃいいわ、楽しいや、20キロ過ぎたなんて思えんな。

 25キロ過ぎると集落の中の走路。少ないながら応援も出ていてくれて、足は辛いが気持ちは元気。強い風の中立っててくれるボランティアに感謝しながら、最後はまた土手の上。残り10キロ!時計を見ると、ここまで3時間30分。おっ、これ、5時間切り楽勝ペースでね?残りをキロ7分で走り通せば、4時間40分だぜ。すげえぞ!去年の湘南国際を上回るタイムだ。問題は足の攣り、でも、疲れてはいるが、痙攣しそうな気配はない。それに、特効薬コールドスプレー持って走ってるからね、安心さ。途中、足を攣って苦しんでる女性に、スプレー貸しましょうか?なんて余裕見せたりして。

 最後は、いつもと同じ、く、苦しい!100メートル走るごとに残りの距離をカウントしながら、ラストの直線に。あっ、ずっと抜きつ抜かれつしてジイサン、スパートかけた!うーん、こしゃくなジジイめ!負けるもんかい!追い抜いてゴール。最後直線はなんと5分30秒のペースだった。そんな、余力あんなら、もっと前からスパートして自己ベスト更新狙えよ!

 記録は4時間38分40秒、自己ベストに8分ほど届かなかったが、去年の湘南国際よりは10近く早い、意外!ペースは6分36秒/キロ。順位は60歳以上の部で213人中78位。まっ、そんなもんでしょ。いつも感じることだが、全体での順位が欲しいよね。

 いろいろ不安材料はあったんだが、実は一番恐れてたのは、老化の進行!残念ながら、1年1年衰えて行くからね。5時間切れなかったらどうしよう、完走できなかったショックだぜ。これがなにより気がかりだった。だから、その不安を振り払えたってことが何より嬉しい。完走は誰にとっても喜びだろうが、歳とると、この1回の完走が、今年1年を保証してくれたくらいの達成感なんだ。

 よしっ、これで、この1年も負けずに頑張れるぞ!そんな充足感に浸りながら、帰りの列車の中、ぐっと足を伸ばしたら、あっ痛てててて!足が、つ、攣るぅぅ!

 

 

 

 

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