ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

おっと、草取り始まった!

2018-04-28 09:17:03 | 農業

  野菜畑、堆肥入れて耕したところ。しばらくは種播いたり、苗植えたりの楽しい作業が続くのさ。2回目の菜もの、小松菜、パクチョイ、春菊も播いたし、発芽までの水やりくらいのもんだぜ。ハウスで育ちつつあるトマト、キャベツ、ブロッコリーなんかのご機嫌伺いとね。

 なんてお気楽に構えていたら、おっと、いつの間にか草に埋もれているじゃないか!ニンニクとラッキョウ。昨秋に植え付けして、雪解けとともにすくすくと育って、今じゃ30センチくらいまで伸びている。元気、元気。株回りにはもみ殻堆肥を敷き詰めたから、雑草なんて平気だぜ、って油断してたら、この始末。ハコベやヒメオドリコソウなんかの春先の草たちが、びっしりと周囲を覆いつくしちまった。

 ハコベにしてもヒメオドリコソウにしても、か弱い雑草、他の強靭雑草がはびこる前の春先をチャンスに繁殖する。言って見りゃ前座の雑草。ニッチェ植物。春が過ぎれば、黄色く枯れていく。放っておいたって、大したこたぁない、と馬鹿にして痛い目にあったのが、去年。なんと、なんと、なかなかのしぶとさなのだ。短い自分の持ち分で精一杯子孫繁栄を目指すから、逞しいニンニクもタジタジ、生育を邪魔建てされちまう。柔らかな外見とは裏腹に、根の張りもぎっちり!少しでも取り残せば、すぐにまた新手が勢力を盛り返す。

 もっと早めにホーで引っ掻いておきゃよかったんだ、ってお定まりの後の祭り。ええい、覚悟を決めろ。草取りじゃ!株から離れた部分はホーで根がらみ掘り起こし、周囲は手ではぎ取っていく。掘り返した草は畑から必ず出す。雑草のしたたかさ、舐めちゃいかんよ。畝横に積んでおいたって、一雨くれば、それが草の山に萌え出るんだ。何か所かにまとめた草は、すべて畑の外に廃棄!

 しゃがみ込んでの、この作業、辛いんだなぁ。鍬を扱うのとともに、2大苦行?!腰に来る!!農家の年寄たちの腰が曲がっているのも、この草取りと鍬使いの所為だぜ、きっと。顔の回りにゃブヨが数匹飛び回ってうるさいし、腰は痛むし、さっぱり前に進まない。案の定、飽きてきて、最後は適当。まっ、今年のニンニク、ラッキョウは生育旺盛だから、負けないさ、なんて、勝手に理由をつけて大雑把仕事に移行、どうにか、作物たちを草の猛攻撃から救い出した。

 で、立ち上がれば、あったたたた!腰が、腰が、伸びない!うおーっ、腰を屈めて歩く姿、農家の爺様じゃぞい。

コメント
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