ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

そりゃぁ、二人の方が!ハウス完成!

2018-04-12 09:12:59 | 農業

 農業なんて一人で楽々さ!なんて気張ってはみたが、そりゃぁ、二人でやった方がいいに決まってる。ハウスのビニール張りなんて、間違いなし、一人じゃ大容易なこっちゃない。

 と、なると、神さんが実家での介護からこっちに戻った数日の間にやっつけんなねってことだ。しかしなぁ、農作業するために帰ってくるわけじゃない。歯医者は行かんなねし、反原発の集まりにも出る、お茶も予定に組み込まれている。なかなか空いてる時間なんて見つからない。その合間を見つけてお手伝い願うことになる。

 ところがさぁ、農業って奴はお天気との駆け引きだから、時間あればいつでもできるって代物じゃない。特に、ハウスのビニール張りとなると、雨降りはもちろん、強い風もダメ。幅7メートル、長さ20メートルのバカでかい屋根用ビニール、風に煽られとる、暴れ狂う龍のような獰猛さを見せるからね。テレビのデータ放送の高畠町のお天気覗きながら、決行日時を決めるわけだ。

 天候的には、明日、明後日の方が良い、今日の予報は、曇りの上に風速は5~6メートル!これは厳しいぞ。午後からは雨とも言っている。手間取ると雨の中でのぐしょ濡れ作業にも成り兼ねない。が、延ばしたところで、予定が立て込んでいて、これまた苦しい。だったら、思い切って、やっちゃえ日産だ!

 前日に抑えのマイカー線を結わく鉄パイプを掘り出しておいたのは良い判断だったなぁ。できれば、マイカー線の一端を結んでおけばもっと良かった、が、さぼった。で、まずはマイカー線の片側結束から。次に横壁用ビニールを張りまわすが、もう4年目の使いまわし品、皺が寄ったり縮んだりして 周囲全部に回りきらない。仕方なく端ビニールで応急処置。

 さぁ、問題の屋根ビニールだ。重い!ともかく重い!広げるだけでも腰が病むめる。フレームの縦にそって広げたら両端を二人で持って、同時に脚立を上る。力を合わせ、えいっ!っと引っ張り上げて屋根として覆うわけなんだが、神さんはもうすでにギブアップ。持ってるだけで精一杯。そうだよな、年取ったものなぁ、力無くなってるよなぁ。わかった、そいつは折り込み済だ。片方を屋根フレームの頂点近くまで引っ張り上げてそれをパッカーで仮固定。反対側に走ってそちにも引っ張り上げる。こんな行ったり来たりを繰り返して、どうやらビニールでフレーム全体を覆えた。なんだ、やっぱり一人作業じゃねえか、なんて悪たれ口はきかない。その後のマイカー線抑えは、人手があればそれだけ楽だ。両端から始めて、20分程度ですべて結び終えた。

 朝飯をかっ込んで始めた作業、昼までかかってようやく完了。今年もビニールハウスが立ったぜぇぇぇ!やっぱり二人力は偉大なり。独りでしょぽしょぽやったらまる一日かかってたろう。おりしも風は強く吹き始め、午後には予報たがわず土砂降りとなった。

 なんか、ハウスができると、今年一年の農業のスタートが無事切れたって感慨がひとしおなんだよな。イネの育苗して、終わればトマトとメロン育てて、その間に野菜苗とか育てて、ともかく、このハウスが拠点て言ってもいい。やれやれ良かった!今度は、ハウス内の耕耘作業か。あっ、しまった!ビニール張る前にしときゃよかった。暑いんだよ、ビニールで覆っちまうと。あぁ、過去から学ばぬ奴だなぁ、まったく。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする