ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

熾烈!薪争奪戦

2016-04-23 08:28:22 | 暮らし

 薪集めがとんでもない激戦になってきた!

 昨年初めてもらってずいぶん重宝した河川敷の障害木、今年もばっちりいただこうと、3月早々から置賜総合市庁河川課に電話を入れた。今年は配布が5月、申し込みは4月の各市町のお知らせを見てくれとのこと、4月1日、町報配布になると同時にさっそく電話するに、申し込みは18日からととのこと、おいおいなんとも気をもませるじゃないか。

 さて、申し込み解禁日、朝9時、県職員の勤務時間開始を待ってさっそく電話。つぅーつぅー、通じないって駄洒落言ってる場合じゃない。お話し中だ。10分後、再度挑戦、またもやお話し中。そうだろそうだろ、みんな欲しいんだよ、ありゃ薪ストーブ派にとっちゃ宝の山だからな。よしっ、気合いを入れてさらに10分後、リダイヤル。が、しかし、またまたお話し中!これは容易ならぬことになってきたぞ。まるでアイドル公演のチケット予約のようじゃないか。お話し中をかいくぐる方法ってないのか?

 さらに10分経ってまたかけるもお話し中、結局、6回ほどかけ続けて、ようやく通じたのは1時間後。あの河川敷の薪、と言うより早く、ああ、予約終了しました、朝から電話なり続けで、って、1時間足らずでかい!ずっと電話かけ続けてたんだって話しをして、電話も通じないほど殺到するなら、抽選とかにしてもらわないと、なんて悔し紛れの捨て台詞、担当者も可哀想って思ったんだか、明日までに再度調整してみますから、もう一度電話ください。

 あっ、望みの糸がかろうじてつながった、ありがとう、捨て台詞なんか言って、ごめん、よしっ、明日も一番でかけるから。で、翌日、かけた、電話、河川課、な、なんと、あっ、それ昨日で終わりましたってつれない対応、えっ、でも、もしかしたら出来るかもしれないって聞いたんで、あっ、ありません、終わりました。電話に出た人間が違ったんだろうね、まったく取り付く島もないそっけない応答。昨日の担当者に代われって叫びたかったが、ここで怒鳴れば、ああ嫌だ嫌だ、まったくクレーマージジイだよなんて電話口でしかめっ面するに決まってる。人柄によっちゃ、ただでもらうくせして態度でかいんだよ、なんて悪態つくかもしれない。て思ったら気勢がそがれて、しょぼしょぼと受話器を置いた。

 はてさて困ったぞ、来冬の薪、絶対に足りない。どうしたもんか?と、パソコンのメールチェックしてたら、なんと、薪の無料配布ありって町の生活課からメールが届いていた。屋代地区公民館で配布、8名限定、各軽トラ1台分。おっ、捨てる神あれば拾う神あり、さっそく電話をして4番目だかってことで予約できた。

 集合は午後2時、抽選で積み込む順番を決めるという。遅れれば即後回し。これは気合い入ったねぇ。普段はぎりぎりに着くように出かけるのに、20分も前から乗り込んだ。見れば駐車場脇に高さ1m、長さ15mほどの薪の列が2列!上等、上等!枝葉のたぐいまで持っていかされるんじゃないかと疑心暗鬼だったが、そんな心配まるで不要、どれも十分に薪として使用可能な材ばかりだ。聞けば、公民館が地域に声掛けして、園地で腐らしたり燃やしたりするくらいなら、希望者に持って行ってもらおうと、始めた取り組みで今年で2年目だそうだ。実に心憎い仕組みだ。そんなところにまで目が届き、しかも自分たちの手柄にもならない事業に力を貸せる、屋代公民館、いいね!を上げよう。

 さて、時間になって6名が集合、残る2人は都合で後程来るとのこと、いよいよ抽選だが、くじを引く順は、到着順ってことで、僕は4番くじ。そう、20分前でも後ろから2人目。なんたって、年寄り多いんだもの。彼らのせっかち、いや用意周到にはかなわない。まっ、早く引いたからって良いくじ引けるってわけじゃなし、薪はたっぷりあることだし、でも、手前側の先頭部分に積んであるリンゴの木は、太いし揃ってるし、行ければあそこからもらいたい、なんどと、半ばは遠慮、半ばは期待して引いたくじは、①!おおっ、やったね!さっそく狙いの場所にトラック横づけして積み込んだ。

 薪の積み込みは丁寧に考えて積むのがコツ。太さ、長さ、曲がり具合、瞬時に判断しながら、隙間のないように積んでいく。中には腕くらいの細枝もあったが、好き嫌いせずそれも乗せる。経験不足の僕など、積み込み下手に違いない、と周囲を見回すと、高齢者の夫婦、こっちが顔をしかめた細枝を選んで積んでいる。そうか、ここじゃ、僕なんか若造なんだ、ぶっとい木も60センチに切ってあるからなんなく放り上げ、2番目に積み込み完了。最初の人は、米沢からってことで、トラックのあおりの高さにしか積んで行かなかった、もったいない!公民館職員から、遅れて来る2名の分さえ残してもらえれば、2度来てもいいですよ、って耳寄りな話し、おっ、ここは急行便でも一度やるか?!と色気、欲気がムラムラっと来たが、残る薪を見れば、2回目でもらえそうな薪はそれぼとなさそう、それに後の2人にも残してやらんとね、がっついちゃダメダメと自らの意地汚い根性を諫めて、1台で我慢することにした。

 家に帰って、積み上げてみれば、結構な量!上手く積めた、思いの外量があった、で大満足。

 しかもくじは①番くじだったし、これからなんかいいことありそう!なんて実にたわいないもんだよなぁ、人間ってやつは。おっと、またもや言い間違い、僕ってやつは!

コメント
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