ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

せっかち農作業、育苗は部屋の中

2016-04-12 08:52:56 | 農業

 雪が降った。やっぱりねぇ、いくら雪が溶けた、暖かいって言っても、ここらじゃまだまだ冬の名残を引きずってるんだ。5月に雪が降ったことだってあった。もちろん、遅霜も油断ならない。だから、周りの農家は、畑に手を出さない。種買ったり、苗手に入れたりしてるのは、ほぼ家庭菜園派だ。そう、待ちきれない。種屋や苗屋は商売だから、早い作業開始をあおる。ついつい、買ってしまう。買えば播く。

 言い訳がましいが、僕の場合、台本書きとの競合という難問がある。4月中に菜の花シニアプラザ団の7月公演を書き上げて渡すことになっている。早いとこ畑の準備して、種もどんどん播いて、時間を作らねばならない。まして、末には稲の種まき作業もある。郡山マラソンもある。

 畑にじかに播いても発芽は無理ってことはわかってる。だが、苗を仕立てるキャベツやブロッコリー、カリフラワーとなると、今のうちから苗を育てておかないと、生育時期が害虫の大発生時期にぴったりぶち当たってしまう。神さんいない今年は、虫取りに時間を費やすことはまず不可能、せめて虫が育ってくる前に収穫の手前までたどり着いておきたいのだ。ハウスにビニールを張れば、そこで育てられるが、それはまだ先のこと。発芽可能な暖かい環境はどこにある。そりゃ、家の中、それもストーブの前しかないでしょ。

 1週間前、苗を仕立てる必要のある野菜3種の種をまいた。いつも野菜がよく育つ畑の土に完熟堆肥をまぜ、ぼかし肥えと燻炭も加えた。ブラ箱に土を満たし、播くための筋を引き、丁寧に種を置き、上からさらに土。雨の日の直後なので、湿り気はたっぷり、だから水はやらない。これをストーブの前に持ち込み、保温と乾燥防止のために、ビニールをかけて種まき完了。薪ストーブは常時焚いているから、これは加温育苗ハウスとまったく同じ。ただ、日が当たらないので、土の表面にカビが生える恐れがある。それと、発芽後は、当然日光浴をさせてやらねばならない。

 5日後、順調に発芽。東側の窓辺に移動させて、お日様をふんだんに浴びさせる。暖かい日は、ベランダに出して、全身日光浴。発芽1週間でここまでそだった。日差しが窓からなので、みんな伸びあがるようにして太陽を受け止めている。発芽後、4日でここまで育った。

 そろそろ本葉が出てくるだろう。本葉数枚出たら、今度は1本ずつポットに移植。この頃にはハウスもできているだろうから、そちらに移して部屋中育苗は完了だ。と、思ったが、おっと、レタスが播いてない。ささげもポットで発芽させておきたい。と、またまたストーブ脇は育苗スペースになってしまった。

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