T.NのDIARY

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1677話 [ 「そして、バトンは渡された」を読み終えて 2/? ] 6/27・木曜(雨)

2019-06-26 14:06:38 | 読書

               

「登場人物」

◎ 優子

 主人公。

 物語の大半を占める第一章では、大半が高校生時代。第二章は22歳時。

 優子は、父親・水戸秀平と優子が3歳のときに交通事故で亡くなった母親の間に生まれた。

 それから数奇な運命(というか、ほぼ後述する田中梨花の所為)により、父親が3回変わるという尋常でない子供時代を送っている。

 そのため、17年で7回、家族の形態が変わっている。

 →1回目の家族の変化形態は、実の父親の水戸秀平と水戸優子の二人家族。

  優子が小学生になるまで。

 →2回目は、(水戸が梨花と結婚して)家族は父親の水戸と母親(旧姓田中)梨花と

  水戸優子の三人家族。

  優子、小学3年1学期から小学4年まで。

 →3回目は、(水戸は梨花と離婚してブラジルへ行き)母親の田中梨花と

  田中優子の二人家族。

  優子は、小学5年から小学6年まで。

 →4回目は、(梨花が泉ヶ原と結婚して)父親の泉ヶ原茂雄と母親の梨花と

  泉ヶ原優子の三人家族。

  優子は、中学1年の2学期ころまで。

 →5回目は、(梨花が泉ヶ原と離婚して)父親の泉ヶ原と泉ヶ原優子の二人家族。

  優子、中学3年まで。

 →6回目は、(梨花が森宮と結婚して)父親の森宮壮介と母親の梨花と

  森宮優子の三人家族。

  優子、高校1年1学期まで。

 →7回目は、(結婚2か月後に梨花が去り)父親の森宮と森宮優子の二人家族。

  優子、高校1年1学期から短大を卒業して早瀬君との結婚までの7年間。

 優子の学校の成績は良く、中学時代、ピアノにはまる。

 環境のせいか、どこかいつも客観的で落ち着いている。

 

◎ 水戸秀平

 優子の血の繋がった父親。

 男で一つで子育てしたのち、田中梨花と結婚。

 爽やかで周りに気配りできる男性。

 でも、梨花とうまくいかず、ちょうどブラジルに転勤することになってしまい、

 単身旅立つ。

 それ以来、優子と梨花に会っていない。しかし、優子の結婚式に出席する。

 

◎ 田中梨花

 第二の母親。

 血の繋がらない優子を何より大事に思って、懸命に愛情を注いでくれる。

「本格的なピアノが欲しい……」という優子のために、泉ヶ原と結婚する。

 森宮と結婚するのも、彼が勉強できるし、一流企業の社員だし、

 真面目だから優子をちゃんと面倒見てくれそう……と思ったので森宮さんと結婚する。

 いずれにしろ、梨花は男を見る目は鋭いのである。

 明るく朗らかな性格。稼いだ金はすぐに服やバッグに使いこんでしまう。

 我慢できないタチで、気に入らないことがあると、すぐに新天地に旅立ってしまう自由人。

 病気したために、好きだった泉ヶ原と再婚する。

 

◎ 泉ヶ原茂雄

 第二の父親。49歳。

 保険の営業をしていた梨花の顧客の一人だった。

 不動産会社を経営しているお金持ち。

 お手伝いさんのいる大きな屋敷に住んでいて、

 亡き妻が使用していた風格のあるグランドピアノもあった。

 グランドピアノを優子に思う存分弾かせるために、

 優子を連れて梨花は2回目の結婚をする。

 後日、病気の梨花と再婚する。

 

◎ 森宮壮介

 第三の父親。35歳。

 梨花の元同級生。

 同窓会で再開した梨花に目を付けられ、梨花は3回目の結婚をする。

 東大卒で一流企業に勤めているので年収は高め。

 変わり者のため、梨花と別れてからは彼女もできない。

 料理が得意で、優子にも色々作ってくれる。

 誠実な人物で、優子を見守って確実に父親役を果たした。

 最終章で、第一人称の主人公になる。

 

◎ 萌絵

 優子の高校の同級生。

 恋愛トラブルで一時期優子をシカトする。

 

◎ 浜坂君

 優子の高校の同級生。

 優子が好きで、一緒に競技大会の実行委員になろうと誘い、二人で委員になる。

 素直なムードメーカー。一途なところもある。

 

◎ 早瀬君

 音大を目指している優子の高校の同級生。

 優子は、早瀬君のピアノに惚れこみ、さらに早瀬君自身も好きになる。

 後年、優子と結婚する。

 

  「あらすじ」に続く

 

 

 

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