69年前の今日は、母親と私と私の兄弟の人生が大きく変化した日。
同年3月に、佐世保から両親の故郷の田舎に疎開し、終戦後も、親戚の家を転々と数回転居した。
父親が7月8日戦死したと、11月9日知らされる。6月から給料も届かず、収入がなくなったし、貯蓄もすぐなくなったようだ。
いろんな人のお世話を受けたが、衣類の行商、農業の雑用、林業の雑用(雑木運び)と、とにかく、なんとしても、生きることに努めた。
収入がなく、食べるものが無くなったときは、あちこちの親戚に行き、家事の手伝いをして、食事を貰ったこともあった。
それから10年ぐらいして人並みな生活ができるようになった。私の記憶にある母の苦労は並大抵のものでなかった。
苦労した母親も1972年11月に62歳で若死にした。
いまでも、従兄弟達からの母親の思い出話を聞くと、直ぐ涙が出る。