今日は朝早くからドックを受診した。
私は、30年ほど連続して人間ドックを受診している。
ここ数年は毎年5月末か6月初めの金曜に行っている。
なぜ、金曜かといえば、あまりこまないからだ。
しかし、オプションを3項目ほど入れると、
受付を8時15分にして、終了は病院が用意している昼食を済ませると、13時になる。
検査時間は正味3時間を要している。
最近は、朝の飲食抜きで検査を続けるので、なんとなく、くたびれてしまう。
そのためもあって、
この五六年は、受診するたびに、なぜ検査を受けるのかと自問自答するのだ。
「苦しむ病気になりたくないから、受診は病気の予防のためだと思っている。
しかし、予防できない病気もある。
加齢により体力が弱る部位もあるだろう。それらは予防や治療はできない。
また、各人が持っている寿命は定まっているものだとすれば、
すこし予防ができたとしても、少しだけ寿命が延びるだけで、
必ず病気はするものだろう」
そう考えると、たぶん、心の中で、もう一人の私が、
老年のドック受診は、数万円をかけても、その必要があるのかと考えて、
来年からはもう止めたいと思っての言い訳を探しているのかもしれない。
掛かり付け医に聞いても、
「受診できる体力がある間は受診した方がいいよ」と言われるだけで、
高年齢とドックの関連(必要度合い)についての納得がいく答はもらえない。
私としては、効果が少なくても、
「少しでも、妻や子供に迷惑をかけないようにしたい」から、
ドックを受診しているのだと、優等生ぶった答を自分に告げている。
ドックの検診結果は、何も悪いところがないとのことで安心した。