blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

不信任出したい

2022-11-09 22:26:20 | 日記
11月ともなるとあわただしいのは週の初め月火くらいになり、水曜以降はわりあい時間が空くことが多い。
空いたら空いたでやることはあるが、倉庫内をいじるといっても限界はある。
分かりやすさを第一にできることは忘れないうちにやるようにはしているものの、今は戦力もひとり増えてコンビプレーで片づけるから多少のことはあっという間に終わってしまう。

出荷が落ち着いているとなるとスペースはなかなか空かないから、今度は入ってくるものの収納に頭を悩ませることになるのは何度も書いている。
ここのところお騒がせの某後発医薬品メーカーのように品目を欲張りすぎている気配はないが、来年の年明けあたりから新しい取り組みを始めるようで、それが始まれば既存の製品を作っている時間がなくなるからと動きの鈍い品種までがどんどんと作られてきて、作られたなりのロットをそのまま横持ちにかけなくてはいけない有様である。

我が部署で扱っている製品はいわゆる家庭用のものが中心でそれほど精密な衛生管理を必要としていないため、外部の倉庫屋さんを活用する場面は多い。
しかし、階下にある部署では業務用の製品が多く、例えば病院や食品工場などで使われるものもあるのでそういったものはホコリっぽい(失礼)外部の倉庫に出すことが難しい。
結果的に我が部署には本来は収納するはずのない階下の部署の製品がかなりの割合で置かれることになっている。
ただ、理由があるからと何でもかんでも泣きつかれた末に押し付けられてはたまったものではなく、本来であれば階下の部署の製品など置きたくないのが本音でもあるので時には白昼から社員どうしの言い争いに発展することもある。
仕事なのだから同じ課ではあっても違う部署どうし互いの利益のために対立が発生するのは致し方ないところではあるだろう。

本来対等で渡り合うべき二つの部署のバランスが崩れるのは、どちらかが争いを恐れて安請け合いを重ねた時である。
どちらかが譲歩ばかりしていては、片方はそれが当たり前となり押し込めると踏んで話をしてくるようになる。
現状バランスが保たれているかと言えば必ずしもそうとは言い難く、我が部署はどちらかというと押し込まれ気味の雰囲気である。

我が部署のリーダー氏はどちらかというと争いを好まないというのか、自身が嫌われることを極度に嫌う。
嫌われたくないから、直属の部下や作業者などいちばん近い人間を平気で敵に回してでも事務方や他部署など少しだけ遠い人間にいい顔をしようとする。
嫌われたくないのなら直下の人間をまず大切にすべきだと思うがそれができないのは、自身は作業に参加できる能力がなくて自信がないため、代わりに外からの評価によって自信を得ようとするからである。

こういうタイプの人は外回りの販売の方に回してあげたらいいと思うのだが、本人と過去話したところでは突然物流に放り込まれたようなことを言っていたから、すでに社内で外回りは経験してきたものの何らかの理由で物流部門に回されたものと思われる。
過去、別の会社でも多く見たが、外回りの営業マンをやっていた人にとって倉庫内作業というのは「こんな場所」であったり「こんな仕事」であったりすることもままあり、それをあからさまに態度に出してしまう人も少なくなかった。

今の現場のリーダー氏も、あるいは今与えられている仕事に本当は興味がなく不本意だという思いを抱えたまま日々を過ごしているのかもしれない。
そうでなければ、未来を担う若い社員の成長を喜ばなかったり、自分が犯したミスはかたくなに隠蔽したり、自分の指示を聞いて日々動いている人間を何かと裏切ることが多かったりなどはしないはずだ。

残念ながら50代も半ばを迎えようかという年齢に差し掛かっても大事なのはあくまで自分という、中身は幼児そのもの、いわゆる「かまってちゃん」の人間を相手にするのは非常に疲れる。
11月のアタマからずっと会社に出てこず月曜からやっと出てきたが、コロナの濃厚接触者になったからという後出しジャンケンのような説明があった。
濃厚接触者になったというなら日々同じ部屋にいる我々にも念のため検査を受けるようお願いがあるのが筋だが、それがないということは説明自体がウソである。
もし検査の結果、一名ならともかく複数人が一度に引っかかっては本人の能力からして現場を回すことができないからそれは言えないということなのである。

もしこの御仁に不信任案でも出せる制度でもあるなら今すぐにでも出したいが、あいにく営利企業にはそんな制度はない。
ヤマシイことだらけで見るからに疲弊した人間を実質支えなくてはならない毎日はつらいものがあるが、何もヤマシイことがない私がそんな人間に絶望したからと今の環境を手放すのはあまりにももったいない。
真っ先に淘汰されるべきは、誰がどう見ても現場で「いちばん使えない」人間であるのは言うまでもないのである。