blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

晴れの特異日

2022-11-03 22:06:02 | 日記
昨日は私の誕生日であった。
親が「食事でも」と言ってきたが、場所を考えるのはなぜか私の役目となったので、どうせならと市内の居酒屋を予約して、飲めない親をよそに存分に飲ませてもらった。
80を迎えているわりには両親とも足腰も何とかもっているし、特に大きな病気の気配もなく元気なのは何よりである。
オヤジは日常的にPCも触りメディアの偏向に侵されていないから年代のわりにはものの考え方にバランスが取れている。
今話題のアレとは違うが両親は某宗教の信徒どうしで、私自身いわゆる「宗教二世」の葛藤は子供の時からあったわけだが、それを除けばおおむねフェアな考え方ができる親のもとに生まれたのは幸せなことであったろう。

2日が誕生日なので翌日の3日は文化の日で世の中の祝日である。
その11月3日は「晴れの特異日」としても知られており、この日に天気が悪かったことはほとんど記憶にない。
その前日が誕生日だから、誕生日が悪天候だったこともあまり記憶にない。
事実、昨日は文字通りの快晴で、仕事の日であるのがもったいないくらいだった。

さて、月初めからいきなり欠席した我が現場のリーダー氏は2日も会社に来なかった。
4日は前々からの予定で欠席となっているから、11月は最初から全休ということになる。
理由については一切触れられないので、おそらくは言いにくい事情があるのだろう。
全く事情が分からない中で長期化の可能性も出てきた。

前回も書いたが、事情についてはあらかた想像ができており、しかしそこに同情の余地はまったくない。
仮に精神的に無理がかかって倒れたといっても、何かに立ち向かい続けて疲弊したのではなく、都合の悪い出来事から逃げ回ってばかりいた結果だからだ。
ついに社内にも逃げ場を失って会社に顔を出すことができなくなったのだとするなら、長期化を通り越してこのまま自然消滅する可能性もなくはない。

繰り返しにはなるが、せっかく出会った人なので、人として壊れていくのは忍びない。
耐えられない場所ならいったん距離を置くなりしばらく離れるなりして、ひとりの人間として元気を取り戻すことがここまでくれば優先だろう。
もちろん今までの生き様のままでは復帰してもまたすぐに疲弊する。
痛い思い、つらい思いをしてようやく気付くことも人間には多い。
誰しもいつもいつもカッコよくは生きられない。
カッコ悪い時にどう振る舞うかがむしろ重要で、そこでコソコソとしたり言い訳ざんまいになったり責任転嫁をしたりするようではいけないということである。

残念な人というのはどこの世界にもいるわけだが、わが社の社員さんにはその割合が多いように感じる。
組織まるごとが残念とは思いたくないのだが…。


最新の画像もっと見る