blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

どろぼー!

2022-12-07 21:05:51 | 日記
異例の秋期、また初の中東開催となったワールドカップ。
我が国の大健闘はもちろん喜ばしいことだが、スペインとドイツがいるグループリーグと聞いた当初は「死の組」で本当に死んでしまうのがドイツだとは予想できなかった。
この3週間足らずであらためて大舞台の怖さを思い知ったし、今後の8強以降の試合も大いに楽しみたい。

12月に入っても我が現場は平穏に過ぎている。
これまでさんざん社内のあれやこれやを書いてはきたが、ネタの主となるリーダー氏も最近は朝いちばんから掃除で時間をつぶすしかないというありさまでいよいよ社内ニートとなる日も近い。
死者に鞭打つようなことはしたくないので、今後彼についてはあまり書かないことにする。
 
大変残念なことだが、我が課(だけと思いたいが)は極端な社員天国となっていて、パートや派遣などいわゆる非正規にとっては地獄そのものである。
ひとたびミスがあれば我々の立場はガチガチに詰められる一方、社員どうしはまあまあで流される。
何が楽しいのかは知らないが、全体的にヘラヘラとした緩い空気感があって気持ち悪いし、自分たちがラクをするためなら行き先も告げずに現場からこっそりいなくなることもしょっちゅうである。

待遇ということで言えば、同一労働同一賃金は社〇党あたりが好んで口にしてきてはいるが、そんなものは夢のまた夢である。
それでも、同一労働・非同一賃金くらいは、立場の違いがあるからまだ許せる。
今は、社員が非正規よりも明らかに働かないか非正規と同等の作業スキルを持ち合わせていないのに高給を取るいびつな「非同一労働・非同一賃金」がまかり通っている。
働かない者、戦力として不足している者が高給にあずかるのは、どろぼーと言われても仕方がない。

こんな体質だから、派遣で入っていくら顕著な働きを見せたとしても社員に登用されるなどという期待はしない方がいい。
よどんだ組織というのは新しい血なり新しい風なりは決して好まず、これまで培ってきた「自分たちの空気」の中で仕事をしていきたいと考える。
新しい者に自分たちの空気を変えられては困るなどと思っているようでは、自分たちも進歩しない。
ずっと同じ仕事をしていていくら慣れてはいても、日々積み上げるものがゼロであれば何十年やっても進歩はゼロである。
そこのところが分からずただただ立場だけを振りかざして、時には気に入らない人間を排除しようと下手な工作に走ったりするから起こるはずのない揉め事が起きる。

私もすでに若いとは言えない年齢だが、現場で働く人の大部分は私よりさらに上の60前後で入ってきた人が多いから、いくらまじめな働き者でも正社員にはしたくてもできないとは思う。
それなら、比較的若い人が多い事務方の女性の中には年数も十分に重ねて業務にも習熟した人がいるが、その人が社員登用まで行けるかと言われるとそんな気配はないように見える。
ハケンはハケンのままでいてくれという態度の会社と分かれば、今いる当事者たちがすぐにどうこうというよりは、長い目で見ていい人材が残っていかず結果的に先細りを招いてもおかしくはないと言える。

それでも、長く我が現場に君臨(?)してきたリーダー氏の化けの皮がついに剥がれてきて社内的な立場が危うくなってきているあたり、自浄作用としてはまだ残っているのではと思われる。
あまり他人のことでイライラしすぎることなく、ひとりの作業者としてできることを日々誠実に積み上げていき、今年の大大目標である「一年間健康で乗り切る」が達成できたら素晴らしい。


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