blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

自滅しろ

2023-10-19 20:24:06 | 日記
土曜休が確定しており、明日金曜で今週の勤務は終わりである。
普通番の時は早番の人たちがかなり仕事を前に進めてくれていて、気分的にはラクである。
泣いても笑ってもとはよく言うが、笑って終われれば言うことはない。

ヤバい人には負けないぞというエントリーを最近書いた。
ほんの数日でヤバい人がそうでなくなることはなく、相変わらずヤバい人はヤバいままである。
ただ、今週はヤバい人の方が自ら崩れかけようかという気配が感じられる。

私よりひと月ほど前に入った某氏は、今日は朝いちばんから私のルーティンの補助にベッタリ張り付いていた。
黙って補助してくれる分にはありがたいが、余計なおしゃべりが多いのと仕事の意味をいまだに分かっていないのではないかと思える言動が目立つ。
私よりひと月早いのに私ができることができないし、適当に雑談を振ってもなぜか説教臭い話にすり替わるしで、ベッタリ付かれていながらも途中からは完全に無視して何も話さないことにした。

詳しくは避けるが、元の職業から来るひとり親方的な意識がなかなか抜けず威勢だけはやたらにいい。
しかし、我が現場で必要な技術その他もろもろの中身が全く伴わず、他人の野次馬になるかトラックの手積み(本来は運転手さんの仕事)の手伝いといった原始的な仕事に回される。
身につけなくてはいけない技術がなかなか身に付かず自信が持てていないから、当人はむしろそういった仕事に喜んで参加していく有様である。

中身なく威勢だけはいいことを二文字で書けば「虚勢」となる。
当人が日々虚勢を張っているだけという事実を周囲も分かり始めてきた。
周囲にバレているのだから当人も内心ではよく分かっている。
自信のなさから現場での行動範囲は自ずと狭くなり、入社して日が浅い人間には必須とも言える「とりあえずどこにでも顔を出す」ことができない。

自信のなさを何とか埋めようと、かろうじて後輩である私を他人をダシにしながらイタズラに落とすような発言を繰り返している間に、私は現場で求められる技術を徐々にではあるが身に付けていき、今は後から入ってきた私が当人を大きく引き離した。
いくら表面だけがんばってみたところで、もはやミスマッチ感すら漂う当人の様子を見ていると誠にお気の毒と言うほかはない。
見よう見まねでもいいから日々少しでもうまくなろうという意識を欠いたまま過ごしてきた結果が今なのだから、これは他の誰の責任でもなく当人自身の責任である。

私自身は当人を職場の仲間と思いたいから、むやみに足を引っ張ろうとしたことはなく、無用な圧力をかけた覚えもない。
当人が、他人の幸せや向上を本心では願っていない心持ちでいるから、いずれそれがブーメランとなって自分に返ってきて結果的に勝手に自滅していく。
私自身、どこに行っても何かと「挑まれる」ことが多く、挑んでくる人間に対処する経験値はやたらに高い。
そんな私に挑もうとするのは対象を間違っているという他はなく、せっかくの仲間とはいえ、どうぞ勝手に自滅してくださいとしか言えない。
残酷ではあるが、それが職業人、すなわちプロの世界というものである。


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