外はいま天気が悪い。
日曜の今日は前々から予報に傘マークが出ていたが、雨が降ってきたのは夕方になってからだった。
日中をうまく使えばよかったと後悔したわけではない。
好天だった昨日は一日動き詰めだったから、今日は疲れを取るためにゴロゴロしていてちょうどよかった。
さてその昨日は、先週に続いて三重県内に足を運んだ。
たまたま二週連続で同じ方面に行った形だが、今回は車を使わず鉄道に揺られることが目的だった。
最寄駅から名古屋駅へ、そこから快速みえに乗りまずは松阪駅に。
今回は松阪市内が目的ではなく、松阪駅から伊勢奥津駅(旧美杉村、現在は津市の一部)を結ぶJR名松線に乗る旅である。
平成21年10月の台風被害によって一部区間の不通が続いていたものが、今年の3月に6年半ぶりの全線復旧を果たしたとして地元のニュースで取り上げられていた。
話題性もあって、もう個人的にはおなじみになったJRの乗り放題きっぷを使って乗りに行くことにしたのである。
松阪駅を出ると紀勢本線から分かれ、平凡な田園地帯を1両こっきりのディーゼルカーが走る。
40分弱でたった一つの行き違いポイントである家城駅に着き、ここでは10分以上停車する。
もともとマニアックな路線なので車内は鉄道ファンとおぼしき乗客がほとんど、あちこちで写真を撮影する姿が見えた。
のんびりした雰囲気の中、下の写真のようなアングルが実現するのもローカル線ならではである。
災害で長らく不通になっていたのは、この家城駅から終点の伊勢奥津駅までである。
道のりはかなり険しくなり駅間も長くなる。
山あいを縫うように右に左にカーブを切りながらゆっくりゆっくり走って、松阪を出て約1時間半で終着の伊勢奥津駅に着いた。
車止めの向こう側、細く高い建造物は、かつて蒸気機関車が走っていた頃の給水塔であったという。
駅周辺には往時の伊勢本街道の名残が見られ、売店や観光案内所もある。
ただ、駅から他方面に抜ける交通がほぼ皆無であり、地元の熱意で全線復旧が実現したとは言っても存続には課題も多いのだろうことはうかがい知れた。
折り返しの列車に乗ってまた1時間半かけて松阪駅へ。
そこから名古屋方面に取って返し、JR四日市駅で下車。
南紀方面の特急も停車する大きな駅ながら周辺には見事に何もなかった。
人の流れは近鉄四日市駅付近に集中しているようだ。
名古屋から三重県内への鉄道は近鉄がJRを圧倒している象徴のような風景であった。
上からJR四日市駅と駅前、近鉄四日市駅と駅前の写真。
近鉄百貨店内で少し時間を使い、暗くなるのを待って四日市港ポートビルへ。
最寄の富田浜駅からやや遠いのは仕方なく、しかし14階地上100mからは国内有数の石油コンビナートが作り出す素晴らしい夜景を堪能できた。
船に乗って海上から眺めることもできるようであり、機会があったらまた足を運んでみたい。
久々に朝から晩まで動いたかいがあって、得難い経験ができた。
同時に、名古屋圏とはいっても基本的には田舎で、公共交通は場所によっては使いづらい現実も思い知った。
いかにも現代的な都会の風景は、東海地方では名古屋駅とその近辺だけだ。
列車に乗っていて、平凡な車窓が突如として高層ビル群に変わるのを見ていっそうその感を強くした。
もともとがもっと田舎の生まれの私には東京や大阪よりも肌に合うのかもしれないから、当地にいられるうちにいろいろな場所に行って楽しみたいと思っている。
日曜の今日は前々から予報に傘マークが出ていたが、雨が降ってきたのは夕方になってからだった。
日中をうまく使えばよかったと後悔したわけではない。
好天だった昨日は一日動き詰めだったから、今日は疲れを取るためにゴロゴロしていてちょうどよかった。
さてその昨日は、先週に続いて三重県内に足を運んだ。
たまたま二週連続で同じ方面に行った形だが、今回は車を使わず鉄道に揺られることが目的だった。
最寄駅から名古屋駅へ、そこから快速みえに乗りまずは松阪駅に。
今回は松阪市内が目的ではなく、松阪駅から伊勢奥津駅(旧美杉村、現在は津市の一部)を結ぶJR名松線に乗る旅である。
平成21年10月の台風被害によって一部区間の不通が続いていたものが、今年の3月に6年半ぶりの全線復旧を果たしたとして地元のニュースで取り上げられていた。
話題性もあって、もう個人的にはおなじみになったJRの乗り放題きっぷを使って乗りに行くことにしたのである。
松阪駅を出ると紀勢本線から分かれ、平凡な田園地帯を1両こっきりのディーゼルカーが走る。
40分弱でたった一つの行き違いポイントである家城駅に着き、ここでは10分以上停車する。
もともとマニアックな路線なので車内は鉄道ファンとおぼしき乗客がほとんど、あちこちで写真を撮影する姿が見えた。
のんびりした雰囲気の中、下の写真のようなアングルが実現するのもローカル線ならではである。
災害で長らく不通になっていたのは、この家城駅から終点の伊勢奥津駅までである。
道のりはかなり険しくなり駅間も長くなる。
山あいを縫うように右に左にカーブを切りながらゆっくりゆっくり走って、松阪を出て約1時間半で終着の伊勢奥津駅に着いた。
車止めの向こう側、細く高い建造物は、かつて蒸気機関車が走っていた頃の給水塔であったという。
駅周辺には往時の伊勢本街道の名残が見られ、売店や観光案内所もある。
ただ、駅から他方面に抜ける交通がほぼ皆無であり、地元の熱意で全線復旧が実現したとは言っても存続には課題も多いのだろうことはうかがい知れた。
折り返しの列車に乗ってまた1時間半かけて松阪駅へ。
そこから名古屋方面に取って返し、JR四日市駅で下車。
南紀方面の特急も停車する大きな駅ながら周辺には見事に何もなかった。
人の流れは近鉄四日市駅付近に集中しているようだ。
名古屋から三重県内への鉄道は近鉄がJRを圧倒している象徴のような風景であった。
上からJR四日市駅と駅前、近鉄四日市駅と駅前の写真。
近鉄百貨店内で少し時間を使い、暗くなるのを待って四日市港ポートビルへ。
最寄の富田浜駅からやや遠いのは仕方なく、しかし14階地上100mからは国内有数の石油コンビナートが作り出す素晴らしい夜景を堪能できた。
船に乗って海上から眺めることもできるようであり、機会があったらまた足を運んでみたい。
久々に朝から晩まで動いたかいがあって、得難い経験ができた。
同時に、名古屋圏とはいっても基本的には田舎で、公共交通は場所によっては使いづらい現実も思い知った。
いかにも現代的な都会の風景は、東海地方では名古屋駅とその近辺だけだ。
列車に乗っていて、平凡な車窓が突如として高層ビル群に変わるのを見ていっそうその感を強くした。
もともとがもっと田舎の生まれの私には東京や大阪よりも肌に合うのかもしれないから、当地にいられるうちにいろいろな場所に行って楽しみたいと思っている。