blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

自分の世界を持つこと PART2

2015-09-27 22:55:41 | 休日
今週の後半は、次の勤務地に出向いていた。
最初は勤務先に行って現地の産業医さんと面談をした。
もちろん私に関する資料は持っていたが、どのような経緯で不調になり休みに入ったのかはあらためてこちらから話した。
地元の主治医と言うことは同じで、体が一番であること、また今後は少しでもおかしいと思ったら周りの人に伝えるようにとの指導があった。
過ぎたことは忘れ、会社をクビにもならず新しい環境が与えられることに感謝し、気分を変えて臨んで行かなくてはならない。

その後は、会社が紹介してくれた業者さんに複数会って住まい探しをし、首尾よく使いやすい物件にめぐりあった。
スケジュールはまだはっきりしないが、こちらでやれることは終わって後は会社側の段取り待ちである。
名古屋という大都会に近いとはいえ、当地そのものはどこにでもある中堅の都市だ。
住む分には絶好、しかし車がないとまともな生活は難しいと感じた。

さて、知らない土地で忙しくした反動か、土曜は自室で休むばかりであった。
それでもさすがに夜は街に出たくなり、行きつけの居酒屋さんに入った。
いつものメニューを頼んで飲んでいると、となりに座った若者から話しかけられた。
県外の学校を出て地元には帰らずひたすらとある資格のために勉強を続けてきたようだが、地元に最近帰ってきたらしい。
勉強をあきらめて地元に帰ったのではなく、今でも定職には就かずにアルバイトをしながら勉強を続けているということだった。
家族などとの葛藤もあったと想像するが、何とか理解は得られており、資格取得の折にはいわゆるマチナカを元気にしていく活動に役立てたいと話していた。

人生は本当に一度きりで、悔いや恨みを残してこの世を去りたくはないものだ。
いつ終わりが来てもというとオーバーかもしれないが、せめて思いつくことは挑戦をしてみたい。
地元の素晴らしさは人並み以上に感じてはいるしそれはずっと変わらない。
しかし、地理的制約から挑戦をためらっていた事柄もいくつかある。
今回、三大都市圏の一つに近い場所に拠点を置くことになるので、仕事とは別の部分を極めるのにはいいチャンスだ。
まずは仕事と生活に慣れることが第一だが、オフにゴロゴロしているだけではもったいない土地に行けるのだから、あふれる選択肢の中から適切に判断をして、ひとりの人間としてさらに厚みを増すことができれば最高だ。